現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

未明の雨もやんで晴れたことと作業所の準備とアオウキクサとイナゴ


 未明に激しい雨。やれやれ。思いのほかだった(笑)。
 朝、まるごと保全隊で水路端の草刈り。その後中晩稲の品種の尻水戸を切って落水する。まだ穂は青いがこう雨が多くては田んぼの土が乾かない。それに水を溜めっぱなしでもよくないし。乾いてきたらさっと水を通してもいいし。
 と思っていたらよく晴れてきた。午後には風もできてきた。今日から「みずかがみ」や「あきたこまち」など極早稲の品種の稲刈りをはじめられた農家も何人かおられる模様。


 午後は作業所の準備。外回りをあれこれ。そういえば昨秋に直さなければと思っていたことがそのままになっていることに気がつく。一つは川から水をあげる水中ポンプの力が弱くなってきていたこと。今日も試しに上げてみたらやっぱり弱い。ポンプの底を開けて見てみたら、スクリュウの羽根がすり減ってしまっていた。川の水を上げているので、川の小石や砂も一緒に吸い上げることになるのだが、そのため摩耗してしまったんだな。すぐに農機センターにスクリュウの羽根を注文してもらうように電話したが、スクリュウの羽根だけ注文が出来るのかが確認が必要とのこと。
 もう一つは、集塵機のシャワー部の詰まり。これもすっかり忘れていたが母に「そういえば去年最後はあまり水が出てんかったで。」と云われて思い出す。さっそくこれも分解。細かい分解作業になるので、はずした部品をなくさないように注意。どうも塩ビのパイプのなかでゴミが詰まっているようだ。パイプが直角に曲がっているのでなかなか掃除しにくい。最初はパイプ詰まりをとる長いワイヤーを入れてみたが動かず。仕方がないので、水道のホースをで水圧をかけてみる。これですこしゴミが動き出したが、まだまだ充分でない。さて、どうしよう、と思案して、エアコンプレッサーでシュッ、シュッとやってみたら、なんとドバーッとゴミが出てきて貫通!ウレシイ。そんなこんなであれこれ時間がかかってしまった。本当は今日中に作業を完成させる予定だったが、・・・。ま、仕方がない。でも概ねできたので、あとは機械を並べるだけだ。
 天気予報によると明日までは天気がよくて、明後日からはまた雨マークが並んでいる。さてさてどうしようか。どうなるのか。


 尻水戸を切って落水をしたら、田んぼのアオウキクサが流れていきました。きれい(笑)。えらく雑草がにぎやかですな、とは言わないように(笑)。


アオウキクサが流れていく



 畦畔を歩くとイナゴが左右に飛びます。右側の田んぼがうちの完全無農薬有機栽培のコシヒカリの圃場になります。稲刈りまでにもう一度草刈りできるかなぁ。まだ青いし出穂して一週間ほどでまだあまり穂が垂れてきていないけど、左側の慣行栽培の圃場と比べると、やはりちょっと穂は小さめだし、株も細いかな。ま、でもおいしいお米になってくれるとうれしい。

畦畔を歩けばイナゴが飛ぶ