現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

降り続く雨と『シェイプ・オブ・ウォーター』『蘇る金狼』『オーレリアンの庭 今森光彦 四季を楽しむ里山暮らし』

 終日、雨。昨日の午後からずっと降っている。九州北部や中国地方では川の氾濫などの被害も出ているらしい。うーむ。弱りますな。


 仕方がないので、仕事は休みにする。
 午前中にギレルモ・デル・トロ監督『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)をiTunesで観る。2017年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した映画です。アカデミー賞も作品賞など4部門でとっているそうです。舞台は1962年の冷戦下のアメリカ合衆国で半魚人の出てくる映画です。ちょっとこういういわゆるモンスターの出てくる様な映画は苦手だったんですが、思いのほか楽しめました。なんだかね映像が美しいです。CGも使われているのでしょうけれど、空気感があっていいです。主演の発語障害の清掃員役のサリー・ホーキンスがとてもいいし、さらにここでもまたオクタヴィア・スペンサーがなかなかいい役どころで熱演してます。うーむ、あたしゃ、この人好きだなぁ。この人が出てしゃべり出すと映画に深みが出るような気がします(笑)。このところ『gifted/ギフテッド』も『ドリーム』と洋画を観るたびに出てきてますな。


 観終わって、窓の外をみたらまだ雨がザーザーと降っている。仕方がないので、村川透監督『蘇える金狼』(1979)をAmazonプライムビデオで観る。大藪春彦の原作・松田優作主演です。観るのは何度目かな。かっこいいですな。何度観てもおもしろいけど、角川の宣伝もあって当時は大藪春彦が流行っていたんですな。ええ、僕も大藪さんの小説は角川文庫でいくつか読んだような気がします。でも『野獣死すべし』の伊達邦彦シリーズや『蘇る金狼』『汚れた英雄』なんかがやはり印象に残っていますね。いや大藪さんの小説、たくさんあるんですけどね。もうあとはなにがなんだかこんがらがってしまっています。


 午後は遅い昼食のあとテレビを点けたら『オーレリアンの庭 今森光彦 四季を楽しむ里山暮らし』をやっていて、思わず見入ってしまう。ま、ちょっとかっこよ過ぎるよなぁ、今森光彦さん(笑)。あ、いや、途中で農機センターのK君が色彩選別機の修理にきてくれたりしたので、全部丸まるは観ていないのだが。2017年の12月に放送されたやつの再放送です。今森さんの本はいくつか読んでいて、ま、かっこいいステキな暮らしぶりです(笑)。履いている長靴や手袋、眼鏡、剪定ばさみ、スコップ、脚立、なんか使っている道具なんかもオシャレなんだなぁ。ま、いいけど(笑)。長男がまだ少年になるかどうかという頃に、奥さんが『昆虫記』(福音館書店)を買ってきたんだなぁ。その本の構成や写真にびっくりしてしまって、以来のファンです。

そういえば昨日書き忘れていたんだけど、完全無農薬有機栽培米「秋の詩」が最後に出穂してきました。ありがたいです。写真は26日撮影です。赤とんぼも少し戻ってきたようです。



 ああ、なんにも外出しないで日が暮れていきますな。あ、買い物に出たついでにあちこち田んぼの様子を見て回りました。傾いでいた稲は雨でまた少し稲が傾いてきていました。やれやれ。