現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

無農薬「コシヒカリ」の籾擦りと「秋の詩」の稲刈り開始と太宰治とスポーツ中継


18日(水)
 昨日水を入れた田んぼの水を止めたり。それから籾擦り。無農薬「コシヒカリ」の籾擦りなので、どれくらいの収量になるのか、期待したけれど・・・。うーむ。どうも今年は、というか、今年もというか、去年に続いて、収量的には残念な結果になりそう。21日に精米して新米をいただく予定です。


19日(木)
 お昼前から稲刈り。今日から中晩稲の「秋の詩」の刈取りをはじめました。さてさて。
 夕方からHPの更新など。


 ふっとSNSのタイムラインを眺めていたら、太宰治の文章が流れてきた。おお、太宰。「正義と微笑」のなかの有名なところです。僕も学生の時にノートにメモしたのを覚えています。今はネットに流れてくる文章も、すぐにコピーしてペーストできたりするけれど、学生時代は手書きでノートに書き写していたんだなぁ。そのノートも15年ほど前まで手元にあったのを覚えているのですが、今ではどこにあるのかわからなくなってしまいました。うーむ。どこかにはあるのだろうけど。


「 勉強というものは、いいものだ。代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。何も自分の知識を誇る必要はない。勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記あんきしている事でなくて、心を広く持つという事なんだ。つまり、愛するという事を知る事だ。学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ!」(「正義と微笑」より)


 プロ野球 大相撲 バレーのワールドカップ 明日からはラグビーのワールドカップもはじまるという。
 大相撲は貴景勝が単独トップで10勝して大関に復活ですね。宇良は今場所も休場。西序二段三十六枚目まで番付を下げている。大丈夫かな?遠藤は7勝5敗。今場所は小結なのであと一勝すればなんとか小結を維持できそうなのだが・・・。
 カープは・・・。今夜は延長10回に逆転負けですな。三位狙いでクライマックスシリーズで暴れて、日本シリーズへ出てほしいが、ま、そうそううまくはいかないだろうな(笑)。あたしゃ、クライマックスシリーズという制度は好きになれない。
 女子バレーのワールドカップはテレビが点いていれば観るという感じだが、日本は実力的にはもう一つというところでしょうか。今日の中国戦を20分ほど観ましたが、中国はさすがにリオ五輪の金メダルですね。鉄壁の高いブロックで日本のアタックをビシバシと真下に落としてました。外国のチームは髪の長い選手もけっこういますが、日本は基本ショートヘアですな。中国の選手は、みんなひっつめにして後ろで括っていました。
 ラグビーは、うーむ、昔、ラグビーがブームの時は花園の高校ラグビーも国立競技場の大学ラグビーもテレビ中継がたくさんあってよく中継をみたものだが、今はワールドカップぐらいしか観ていない・・・。ワールドカップでは日本チームなのに、半分くらい外国人がいるじゃないか、といういう人がいる。4年前には僕も同じように感じたが、みんな日本に長く縁のある選手ばかりだし、今ではあまり違和感を覚えないようになりました。いや、宣伝にやられているのでしょうけれど、ラグビーの日本代表がみんな爽やかでいい男に思えてしまうから不思議だ(笑)。そんなはずはないわな(笑)。でもたぶん応援してしまうと思います。