現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

年貢米を配り、新米を配達し、最後の籾擦りをして、『犬が島』を観て、曼珠沙華を思い出す




6日(日)
 朝からよい天気。
 朝は地域の草刈りと掃除に出役。一時間ほど花壇の草むしりなどをする。
 それから午前中は年貢米を配りにあるく。午後は彦根までお客さんに新米の配達。


7日(月)
 午前中はよく晴れていたが午後からは雲も多くなる。でも陽射しはありましたな。
 朝、昨日の続きで年貢米をもっていき、その後は精米など。
 それから最後の稲刈りの籾が乾燥したので、籾擦りをする。昼過ぎまでかかる。
 午後は歯医者にいき、その後はくず米を出荷する。


 ウェス・アンダーソン監督『犬ヶ島』(2018)をiTunesで観る。いやー、おもしろかった。って、まあ、ストーリーとしてはなんてことない話なんだけど、例によってウィキによると、ストップモーション・アニメーションなんだそうです。宮崎駿細田守押井守新海誠大友克洋のアニメーションとは違って、「静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かしカメラで撮影し、あたかもそれ自身が連続して動いているかのように見せる映画の撮影技術、技法。アニメーションの一種であり、SFXの一種。コマ撮り(コマどり)ともいう。」ということですな。これが、なんとも見事で、美術というか、造形というか、素晴らしくて、美しいです。うーむ。手で描いていくアニメーションも大変だろうけど、一コマづつ動かしていくというのも大変だろうなぁ。でも成功していて、画面の中の世界が美しいですな。
 ま、日本の描き方がステレオタイプだとか、いろいろ批判もあるようですが、僕はあまり気になりませんでした。
 ウェス・アンダーソンは「グランドブダペストホテル」の監督ですな。あれもそういえば画面が構成が独特で美しかったです。
 そういえば映画の中で、黒澤明の『七人の侍』の音楽が何度か鳴りました。イヤなかなかいい感じ。
 で、『七人の侍』のテーマ曲を聴いていたら、勘兵衛のセリフを思い出す。「人を守ってこそ己も守れる。己のことばかり考える奴は 己をも滅ぼす奴だ。いいか、戦とはそういうものだ。」なるほど。なるほど。


 僕が曼珠沙華が好きだということは先日も書いたが、この稲刈り中、田んぼの畦畔によく曼珠沙華が咲いていた。
 一番下の写真は、アスファルトから曼珠沙華がニョキニョキと出てきているのがわかるかな?根性曼珠沙華です。