現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

師走と精米と農談会と『クリフハンガー』と『二郎は鮨の夢を見る』


1日(日)
 今日から12月。師走ですな。6月の終わりに、これで一年の半分が終わった、ということを思ったのだが、なんか、ほんとあっという間のような気がする。


 終日、事務仕事と精米。
 久しぶりに極細の万年筆を使ってみた。


 レニー・ハーリン監督『クリフハンガー』(1993)をAmazonプライムで観る。うーむ。何回目かな、この映画を観るのは。シルベスタ・スタローン主演。いつ観ても楽しめるねぇ。大ヒット映画です。レニー・ハーリンは『ダイハード2』の監督さんですな。
 まあ、雪のある岩山を攀じ登ったことはないけれど、少し山歩きをしてきたものからしても、ツッコミどころ満載で、いささか、というか、とんでもなくハチャメチャな映画だけど。
 この『クリフハンガー』とか『バーティカル・リミット』とか、美しい山岳景色にあこがれたなぁ。もちろん今、冬の雪山に入ってラッセルなんぞをしたら死んでしまいそうだけど、・・・。今朝の日本農業新聞に「天空の特等席 田んぼに泊まろう 棚田キャンプ(長野県上田市)」という記事があって、ああ、冬のキャンプの良さ、おもしろさはよく知っているので、なるほど、棚田でキャンプなんていいかも、ってとても気持ちよさそうと思ったことでした。棚田は斜面に作られているけど、棚田そのものは水平ですからね。テント張って寝袋にはいって眠ろうとするとき、ほんのわずかでも高い低いがあると、とても気になりますから(笑)。水平なところで、足だけを少しあげるとよく眠れます。一日山を歩いて足が疲れているので、足に血が溜まりがちなんですね(笑)。それで足にも枕をするととてもぐっすり眠れます。もっとも今でも布団の中で寝るときでも農繁期で疲れているときは、足をあげて寝るようにしてます。というか、足をあげないと寝られないのですけど(笑)。


2日(月)
 午前中はお米の発送。それから次女を久しぶりに学校へ送る。
 午後は農談会。今年の米作りをあれこれ総括するという趣旨の寄り合いだが、いろんな話が出て、酒も飲まずに二時間以上話が尽きず。


 デヴィッド・ゲルブ監督『二郎は鮨の夢を見る』(2013)をAmazonプライムで観る。合衆国での公開は2011年か。すると9年、10年前の映像ということになるのか・・・。お店のなまえは「すきやばし次郎」なんですね。名前は小野二郎さんですけど。計算すると現在94歳になりますね。長男のヨシカズさんも父親に負けないように、追いつこうと頑張っておられる姿が印象的です。あと米屋さんが少し登場してきましたが、もう少しお鮨用の米について、聞きたかったけど。でもアメリカ人が日本の鮨職人を撮るとこういう感じになるのかな。美しい映像でしたけど、話そのものは、ま、どの仕事、どの業界にも通用するものでしょうね。ええ、百姓にもよく響く言葉がいくつもありました。もっとも百姓が米の夢を見ているかどうかはわからないけれど。米の夢を見る?米に夢を見る?来年の米作りも精進いたします。はい。


 どうやらいただき物らしいのだが、箱入りのせんべいのなかにエビせんべいがありました。せんべい一枚づつが包装されていて、ちょっとうっとうしいけれど、ああ、これぞほんまモンのえびせんべいという感じで、とてもおいしかったです。なるほどねぇ。「すきやばし次郎」のえびとはまた違う趣ではありますが、これはこれでなかなかオツなものでござんした(笑)。