現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「秋の詩」も完売でありがたいことと大豆の選別と落語三昧のこと


9日(月)
 午前中は農事組合の事務仕事。
 午後は大豆の出荷など。ナタネとヘアリーベッチの様子を観に行く。


10日(火)
 今日は終日、精米と発送準備。
 父が春にプール苗代にする田んぼに水を入れて代かきをしてくれる。稲株や藁をうめて、土を平らに、均平にするのだが・・・。ちょっと早いきもする。早いと草が生えてくるので。


11日(水)
 朝のうちに精米と配達。
 それから乾燥中の大豆をコンテナに入れ、午後は大豆の選別。


12日(木)
 終日、時雨模様。風がつよい。朝から事務仕事など。


 ありがとうございます。完全無農薬有機栽培米「秋の詩」も完売いたしました。これでお米は全部完売してしまいました。(予約していただいている分は保冷庫に入れてあります。)
 こんなに早く完売するのは初めてのことで、ありがたくうれしいやら、慌てるやら。うちの家族の分の飯米もあやしくなっていて、ひょっとすると来年は、うちの家族はうどんばっかり食べているかもしれません(笑)。


 そういえば、昨日の朝、散歩の時に、どうにも電線の上でムクドリが騒いでいるなと思っていたら、すぐ下の畑の方から、ぴー、ぴー、ぴー、と大きな鳴き声が聞こえてくるのでみると、ミカンの木の下で小型の猛禽がムクドリを足で押さえていた。最初はチョウゲンボウかと思ったのだけれど、写真を撮ったのだが、拡大して、よく観ると顔が違うし、ハイタカノスリではないかと思うけれど、よくわかりません。うーむ。でも空中で捕まえたのかな?さすがですなぁ。捕獲直後だと思います。ま、上の写真ではちょっと見にくいですが(笑)。やはり鳥の撮影には600mmの望遠レンズがほしいところです(笑)。


 昨日も今日も朝は霧が出てました。昨日など、携帯電話の電波の中継用の鉄塔が霧に紛れていて、ふっと見たら、東京スカイツリーに見えてしまった自分がいかにも田舎者で、我ながら思わず笑ってしまったのでした。


 プロ野球のオフシーズンになるとカープのニュースは極端に少なくなる。このあたりだと圧倒的にタイガースのニュース、それからドラゴンズのニュースが入ってくるけど、カープのニュースはほとんどない。今年のカープは久しぶりにリーグ優勝ができなくて、なんと最後はタイガースに抜かれて4位におわったことがいささかショックでしたね。うーむ。ブログでもリーグ戦の最終盤はカープのことを書かなかったのですが。どうも緒方監督と選手間に亀裂が云々という話も漏れ聞こえてきましたからね。今年はカープは投手陣に苦しみましたからね。それからまあ丸の移籍が響いてるんだけど。バティスタのドーピング違反もあったしなぁ。来シーズンは監督が佐々岡になるんだけど、投手出身の監督は・・・という気持ちもあるんだけど、頑張ってほしいな、応援したい。
 で、そんな中、今年のセ・リーグリーディングヒッター鈴木誠也の結婚のニュースが入ってきた。おお。お相手は畠山愛理さん。二人とも25歳!もちろん、そんなことどうでもいいっちゃぁどうでもいいんだけど。たぶんパ・リーグを併せても一番のバッターなので。この調子でどんどん打ってほしいです。たのむよ〜!(笑)


 ここのところ、実はNHKの朝の連続テレビ小説の「スカーレット」にはまっている。って言っても、ここ2週間前から熱心に観だしたので、あまりストーリー的にはよくわかっていない。ところが今、主人公の戸田恵梨香とそのお相手の八郎さん(松下洸平)との恋愛の成り行きや父親の北村一輝に結婚の許しを得ようとというあたりが、コメディタッチで描かれていて、おもしろいのだが、そのね、戸田恵梨香の相手役の松下洸平さんの服装が、この2週間、ずっと一緒なのだが、灰色のセーターにチノパンなんです。この服装には覚えがあって、僕も昔、同じ服装をしてた頃があって、なんだかとても親近感が湧くんですな、そのファッションセンスに。田舎臭いトラッドなんですなぁ。髪形も似てたような気がするし、八郎さん(松下洸平)に俄然、注目しているところです。ええ、服装と髪形は同じでも、顔は全然違うところが、ちと悔しいですが(笑)。


 ここのところ、実は落語三昧なのである。はまっているのは上方落語桂文我さん。三代目と四代目。それから東京の入船亭扇辰さん。文我さんも扇辰さんも、口調がいいです。滑らかで。気持ちがいいですね。四代目の文我さんは、桂枝雀さんのお弟子さんでもともとは桂雀司さんで、昔、一、二度、テレビでも見た覚えがあります。文我さんになられた頃、学校の芸術鑑賞の落語会で文我さんの落語を聴きました。あれはなんの噺だったのかなぁ。忘れてしまいましたが、うまいねぇ、と思ったのを覚えています。そういえば、僕は学校の芸術鑑賞の落語会で桂吉朝さんの噺を聴いたこともあります。トリは桂きん枝さんで、その前に吉朝さんだったのですが、人気と知名度はともかく、落語としては吉朝さんが三倍くらいうまくて高校生からどっと笑いをとって聴かせていました。ああいうのはきん枝もツライだろうなぁ、と思いました。
 四代目の文我さんは、米朝事務所から離れてフリーの落語家さんなんですよね、今。どういう事情なのかよく知らないんですけど。でも落語家としてはおもしろいです。正統です。僕には米團治より聴きやすいです。
 そういえば今日、お昼にNHK上方落語の会が放送されていて、米團治の「掛け取り」を聴きました。さすがに米團治ですから、たいしたものでしたが、落ち着きのなさは相変わらずで、ま、だんだん動きが激しくなってくると、後ろになで付けてある髪が揺れるんですよね。跳ねるというか。でもそこもいいところなのですが。五代目桂米團治、60歳。四代目桂文我、59歳。入船亭扇辰、55歳。そしてわたしが・・・。ま、私のことはどうでもいいんですけど(笑)。
 師走なのでもちろん」「掛け取り」もいいし、「芝浜」もいいけれど、「徂徠豆腐」も好き。「徂徠豆腐」は立川志の輔が丁寧でいいけれど、二台目広沢菊春の浪曲も好き。で、扇辰さんのは講談の「徂徠豆腐」っぽいですね。でもうまい。


           梅が香や隣は荻生惣右衛門   其角



入船亭扇辰 徂徠豆腐