現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

多賀大社と「大吉」と『ディア・ハンター』


 朝は曇り空だが、風が強く冷たい。強風注意報がでていた。
 午前中はお寺の年番の仕事をすこし。それから知り合いが資格を取ってはじめたヒーリングの施術を受ける。
 午後は家族で多賀大社に初詣にいき、その後、買い物と食事など。
 多賀大社で、例によって今年もおみくじをひいたら、なんと「大吉」でした。むふふふふ。「心中あくまでも清浄にして正直丁寧ならば大神のみ恵みあって大吉。願いはことごとく叶い些かの悩みもなし。満ちてさらに慎み神仏に感謝の日々を送れば人おのずから親愛敬慕をよせる。もし心に不義不正の濁りあらば大吉忽一変して大凶来ると知れ。」とのことです。不義不正ではなく正直丁寧でいきます(笑)。


 夜、マイケル・チミノ監督『ディア・ハンター』(1979)を観る。3時間ちょっとの長い映画だが、傑作というか名作中の名作の一つですな。うーむ、繰り返し観ている映画なのだが、何度観てもいい。僕の印象ではベトナム戦争を描いた映画の中では、一番いいと思っています。気をつけないといけないのは、長いのでテレビ放映された版だとすごくカットされているし、レンタルビデオになっていたのもたぶん一本に収まらなかったからだと思うけれど、カットされているものもありました。カットされている分、謎としてわからない部分ができてしまうので、183分だったかな、完全版で観て欲しい映画です。主演のロバート・デ・ニーロがいいのはもちろんだけど、クリストファー・ウォーケンメリル・ストリープも若いし熱演してます。「カバティーナ」もいいけど、「君の瞳に恋してる」もショパンの「夜想曲第6番 ト短調 作品15-3」もすごく印象的でいいです。3時間の映画の最初の一時間弱がベトナムに行く前のペンシルベニアのクレアとンでの出来事で40分ほど結婚式のシーンなので、前半が長すぎるという意見もたくさんあるのは知っているけれど、これがあるから後半のロシアンルーレットや帰還してからのデ・ニーロなど若者たちの様子が引き立ち身にしみるのでした。
 あと、あのデ・ニーロの乗っている古いキャディラックも、みんなからぞんざいに扱われているけれど、いい味だしてますな。

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