現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

『武士の家計簿』と『武士の献立』とコンビニワインと「あんふぉげらぶる」



15日(水)
 今日も暗いうちに犬の散歩に出る。雲間の残月。暗いとスマホの小さいレンズではとたんに画像が荒れますな。
 午前中は精米など。その後お米の配達にいった帰りに少し買い物をし、ラーメン屋さんに寄ったら、焼き豚がお持ち帰り品として人気だという、確かにラーメンに入っていたやつもおいしかったので、一本、ブロックで買って帰る。ええ、いや、おいしかったが、あーた、食べ過ぎてはいけませんな。


 森田芳光監督『武士の家計簿』(2010)を観る。
 たぶん観るのは二回目だが、ほとんど忘れていて、初めて観るような感覚。なかなか森田芳光監督おもしろく撮っているけれど、後半、ちょっとダレてきていると思いますが、まあ、実話というか実際に残されていた家計簿から脚本を書いたわけですから難しいところもあったと思います。まあでも倹約生活というのは、身に迫るものがあります(笑)。働けど、働けど・・・。ま、ビールやお酒は飲んでしまっているけれど(笑)。


16日(木)
 事務仕事をすこしと、次女のクルマの話など。去年だったか、滋賀県のクルマの保有率の話が出て、学校を卒業してそこそこ仕事をするようになったらの話だが、一人一台の割合でクルマを保有する家が滋賀は多いのだそうですある。このテの話は農機にもあって、滋賀県は新しい農機にすぐ手を出す百姓の割合が高いそうな、とか。いや、ウソかホンマかわかりませんが。ええ、ほんまでっか?と言いたくなりますが。こういう噂を聞くと滋賀県民のおっちょこちょいぶりを僕などは感じるのです。ええ、クルマや農機のメーカーに躍らされやすいのかな、と。確かにバスや電車だけで通勤している人は少ないですが、このあたりの交通事情を考える仕方のないことではありますね。でもちゃんとしたデータはどこにも出てこないのですが(笑)。ほんまでっか?


 浅原雄三監督『武士の献立』(2013)を観る。これも二度目になります。でもほとんど忘れていますな。主演は上戸彩、それから高良健吾。いや、爽やかでいい映画でした。またところどころ笑わせるし泣かせます。そういう脚本通りに笑ったり泣いたり。
 舞台は江戸時代の加賀藩だし、昨日今日と同じようなタイトルの映画を観たのですが、同じように金沢城をロケに使っているし、猪山家も舟木家も同じ家ですな。金沢のあの武家屋敷のあたりの同じところをロケ地にしたんでしょうな。
 両方とも観るのは二回目なので、ブログの検索をかけてみたら、前回の感想が出てきました。そうして、同じようなというか、似たような感想を持っていることに驚いたりしています。でもたぶん映画としては『武士の献立』の方がよくできていますな。


 昨日今日と赤ワインを飲んだりしている。昨日はオーストラリア産、今日はアルゼンチン産。ともにコンビニで調達。ま、安いワインだが、そこそこ、充分楽しめます(笑)。ワインにはたいてい酸化防止剤(亜硫酸塩)が添加物として入っています。ネットでいろいろ検索してみると、ワインに添加されているのは極低濃度なので人体への影響はほとんどない、ということです。ただまあアレルギーのある方は気をつけてください、なんて出てきます。まあ、私は今のところほとんどアレルギーらしいアレルギーはないのでありがたいのですが、ま、大丈夫なのでしょうが、気にはなりますね。(大丈夫と言われても、なんだか安心できないような、嫌な世の中になってきましたから、不安なら飲まなければいいだけなんですが。)最近はオーガニックワイン酸化防止剤無添加ワインもコンビニで買えますが、・・・。


 ま、モダンジャズとかクールジャズとかの時代になると、とにかくマイルスのあのミュートを効かせたトランペットの音がカッコよすぎるものだから、妙に明るい音はいささか尊敬されない気風がどこかにあって、オスカー・ピーターソンのピアノなどはいささか軽んじられるところが無きにしもあらず、という風なのだが、あのでかい体躯、大きな手、愛くるしい顔で、屈託のない、どうにもご機嫌なフレーズが流れてくると、おもわず調子にのせられてしまうときがありますな。コード、というか、左手の和音なんか手がでかいものだから、ゴワーンと響いたりするんですな。しかも時々ピアノを弾きながら歌ってしまったりするんです。昔、誰だったかオスカーピーターソンのピアノを聴きながら高速道路を運転していたら、調子に乗ってスピードを出してしまって、パトカーを追い抜いたのも気がつかずに、免停になったという話もウソかホントか聞いたことがあります。ほんまでっか?ええ、オスカーピーターソンの「あんふぉげらぶる」。なかなかいい声なんですよね。

Oscar Peterson / Unforgettable