現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

霜柱とノリノリのワックス掛けと盆梅展



 朝は冷え込んで、散歩の時、田んぼに霜柱がたくさんできていた。ええ、もちろん長靴で踏んでザックザックという音を楽しもうと思ったが、すでに朝の光が当たっていて霜も解けはじめていたので、グシャリグシャリという音でした。


 天気予報では午前中は晴れ、午後から曇りで夜は雨、という。それならば今のうちにと、クルマにワックス掛けをする。先日、クルマのボディにポツポツと錆が浮かびはじめていたので、補修用のタッチペイントをほどこしたことは先日書いた。
 で、その次はコンパウンド入りのワックスをかけるとタッチペイントもきれいに仕上がるのです。ええ、で、やってみたのですが・・・。ざっと洗車して、ワックスは奥さんの持っていたキズ消し半練りワックス、拭きとり不要というやつですな。ちょっとコンパウンド成分がすくなかったのかなぁ?思ったほどはタッチペイントあとがきれいにはならなかったような気がする。うーむ。いや、でも全体としてはピカピカなんですが(笑)。
 ピカピカになったムーヴの写真を撮ったので、その写真をみながら描いてみる。クルマのイラストといえば、長年、雑誌「Car MAGAZINE」の表紙を描いてこられたBowさんが好きなので、意識してみたが、当然ながらうまくはいかない。まあ、それはいいのだが、さっきネットで検索してみたら、今は「Car MAGAZINE」の表紙も写真になっていますな。うん?2018年にBowさん表紙から引退されたのか。「Car MAGAZINE」は年に一回くらいminiの特集をしていたりしたので、しばらく購入していた時期がありました。1990年代の初め、バブルの頃ですな。さて、色塗りはどうしよう?やはりここは水彩か。白いクルマなので、なんだか難しそう。不染鉄師匠はクルマの絵なんて描かないしなぁ(笑)。


 昨日、FMラジオで「アリーサ・フランクリン三昧」というのをやっていて、6時間の特集なんですな。僕も含めてお友達にはアリーサファンが多いので、SNSでもちょっと話題になっていたんですが、僕は最後の20分間ほどしか聴けなかったのです。ところが、それはそれ録音してくれているお友達がいたので、ありがたく聴かせていただく。DJもゲストもアリーサファンだし、聴いているのもアリーサファンなので、なにかと盛り上がりますな。で、両耳にイヤホンをつけてその録音を聴きつつワックス掛けをしたわけです。いやあ、ノリノリだわ(笑)。知らないうちに鼻歌交じりでステップを踏んでいたらしい(笑)。アリーサの”Think”という曲はブルースブラザーズの映画で有名になったけれども、あの♪フリーダ〜ム フリーダ〜ムというフレーズには思い入れもあるし、思わず鼻歌交じりのステップになってしまった。するとお隣のMさんが「ヒロアキさん、えらいご機嫌さんやね」と笑いながら通っていかれる。いやー、恥ずかしい。
 だいたいこの二月の寒い時期に、しかも夕方から雨という予報の時に、家の庭で高圧洗浄機の冷たい水で洗車して、そのあと半練りワックスをクルクル塗ってる男というのも酔狂で珍しいのに、鼻歌交じりでステップを踏んでいるんだぜ。誰だって笑ってしまいますな。僕だってそんな男を見たら笑ってしまう。さらに恥ずかしいのは、この姿を何人の人に見られたかわからないことだ。うーむ。


 午後は気を取り直して、長浜の慶雲館の「盆梅展」を観に行ってみる。ま、ちょっと長浜に出る用事があったのです。このところ毎年観に行って俳句を投句しています。入ったらちょうどタイミングが悪くて、たぶんインド系の外国の人とそれを案内する職員さんの十人ほどのグループと一緒になってしまった。いや、外国の人に盆梅展を観ていただくのは大変いいことに違いないのだが、そのうちの一人の日本人の声が大きい。「ハーイ、ジャクチョウサン、ジャクチョウサン、ジャパニーズノベリスト、アー、ジャパニーズライター、フデ、フデ。」「ハーイ、シャッタチャンス、シャッターチャンス。」「アー、ジス、ツリー、イズ、エイジレス、エイジレス」「ジス、ミーンズ、ハイマウンテン。」「シッダン、シッダン、チーズ、チーズ。」「オニイサン、オニイサン、チョットゴメン、ゴメン、チョットノイトイテ。」だいたい二度繰り返す、声高のあやしい英語のリフレインが大いに気になる。盆梅を背景に記念写真を撮りたいらしい。オニイサンというのはこの場合、僕のことなのだが、もちろん僕だって写真を撮ろうとしている人の後ろにわざわざ立ちに行くことはしない、先に梅を観ていたら、あとからやってきて「ちょっと退いてくれ」ときたもんだ。しかも写真を撮ったあと、僕に挨拶もなく、逆に記念写真を撮ってもらった外国の人の方が「スミマセン」と僕に会釈してきた。やれやれ。しばらく立ち止まって先にすすんでもらうことにする。で、抹茶をいただきながら句をひねろうかと二階へ上がると、そこですでに先ほどの十名ほどがワイワイと抹茶を飲みながら声高におしゃべりしておられる。うん?どうも市の職員さんかな?やれやれ。外国からのお客さんをしっかり案内・接待する任務だったのでしょうな。喜んでもらえているのならいいのですが。
 ま、しばらくしたらまたワイワイと帰っていかれましたけれど、こうなると抹茶をすすりながら句をひねってみるものの、さっぱり浮かんでこない。ま、こういうときは妄想俳句になってしまいがち。いやはや。