現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「コシヒカリ」の播種と『ハゲタカ』と畔塗りと畦畔の草刈りと桜と菜の花が満開

 ブログが三日分ということもあり、今回はちょっと写真が多いです。
 ちょうど満開の桜関係から。











3日(金)
 朝からバタバタと播種準備をして、父、母、長男と手伝ってもらって4人で播種です。父は今年8月で満の90歳になります。親子で農作業をすることも少なくって来た昨今ですから、親子三代で一緒に農作業ができるのも、ありがたいことだと思います。今年最初の播種ですが、天気も良かったので、スムーズに播種ができました。五月のGWの頃に植える予定の「コシヒカリ」です。


 午後は苗代の圃場にラブシートや農ポリや樋のパイプ等プール苗代で使うあれこれを運ぶ。僕は畦畔の草刈りに。長男は荒起しに。


 大友啓史監督『ハゲタカ』(2009)を観る。2007年に放送された同名のNHKのテレビドラマがあったんですね。この映画はその続編みたいな感じなんだそうです。テレビドラマの方は見ていません、うーむ。ま、僕が経済のことがよくわかっていないからか、続編だけ観ているからか、あまりよくわからない(笑)。
 だいたい大金持ちのやることや考えることがあまりよくわからないところがありますね。例えば。あのカルロス・ゴーン氏の行動とか。


4日(土)
 朝から風もなく、気温がどんどん上がる。
 午前中は精米など。
 午後は畔塗りに出る。長男は荒起しに。
 夕方から風が強くなってきてフルオープンのトラクタで畔塗りしている身にはけっこう堪える。帰ってすぐ風呂に入って身体を温める。
 そのまま夜はまるごと保全隊の総会。


 桜が満開になって、風のない暖かな午後は何人かが近所の桜並木の下を歩いておられるのを田んぼから眺めておりました。


5日(日)
 朝は浸種している「秋の詩」の水の交換。
 それから午前中は精米など。
 昼前から畦畔の草刈り。長男は荒起し。
 しかしなんだな、この時期に畦畔の草刈りをしているのは僕だけだな。と思っていたら、同級生のN.S君も畦畔の草刈りをしていた。N.S君は同級生というだけでなく、生まれた日が同じなのだ。生まれた日が同じだとやること考えることも似てくるのかな(笑)。ま、しかし我々二人以外は、春は何かと忙しいと言うかせわしないので除草剤ですませるんですね。稲の種を蒔き、苗を育てる時期は同時に雑草というかいろんな植物が芽をだし生長する時期でもあるわけですね。稲の発芽と生長に最適な時期は、他の植物にとっても最適なわけで、一斉に出てきますからね。出てきたばかりで申し訳ないですが、カラスノエンドウなどなどシュルシュルと刈りました。
 それにしても今日も終日、風が強くて冷たい。桜は満開の模様。その分、桜並木の下を歩いておられる人は少なめ。田んぼの帰りに通ってみたら、家族で歩いておられる姿を二組みる。


 うちの大麦もやっと穂が出はじめたが、ちょっと他の農家の周りの出穂より遅れているような気配。↓




 実は買った新しいナタネの種をまいたところはこんなふうにきれいに発芽して花が咲いたけれど、去年の菜の花が発芽不良だったので、種がたりず、絞る予定の古い種をまいたら、ぜんぜん発芽しなかった。やれやれ、こうなると少し油かすかなにかもとごえを入れないといけないかもしれません。
 でも去年の新しい種のところはきれいに咲きました。↓





 庭の椿の今が盛りかも。ちょっと品種が違うのかな。うちの椿は花びらがおおい。↓