現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

終日畔塗りと新芽とメンターム


 風もなく穏やかな春の一日。暖かい。
 終日、畔塗り。朝、畔塗り機の爪を確認したら、6本の爪のうち、長い2本は消耗しているが、残りの短い4本はまだ使えそうなので、長い2本だけ交換。爪交換用の柄の長いラチェットレンチでサクッと(笑)交換。この「サクッと」という副詞はいつ頃から使われはじめたんだろうか?「さくさくと」の省略形なのだと思うけれど、僕が若いときにはなかった言葉ですが、あたしゃ、今ではわりと気に入ってよく使いますが、使うときはすこしテレます(笑)。
 というわけで、調子よく畔塗りをしていく。明日、半日ほど頑張れば畔塗りも終われるかも。残りは先日、有機肥料をまいた圃場のうちの4枚。


 なんだか毎年書いているのですが、この時期、苗箱に土を入れたり、苗代作業があったりで、どうしても土を触る作業が増えると、手が荒れるというか、カサカサになります。手が乾くのかな。iPhone指紋認証ができなくなるのが一番の不便なんですが、(長男は顔認証の新しい機種なのでなんの問題もないそうです。)今年は、親指に「ひび」というか「あかぎれ」というか、亀裂が入って、これがあーた、なにか仕事の時に、猛烈に痛いときがあるんですな。毎年、早めにハンドクリームを塗っていたのに、今年は薬箱にどういうわけか見つからなかったので、ほっておいたら、こんなことになってしまいました。もっとも最近はアルコール消毒や石鹸での手洗いを頻繁にしているので、そのせいもあるのかもしれません。どうにも痛いので、奥さんに「なんかないの?」と尋ねていたら「メンターム」を買ってきてくれました。ひびあかぎれには、これが一番なのだそうです。ただ最近のハンドクリームのように、塗った後すぐにさらさらにはならないし、メントールの匂いが強烈なので、気をつけるように、というお達しでした。うーむ。メンターム、懐かしい。昔はメンタムとかメンソレータムとか言っていたけど。近江兄弟社の製品なので、あまり他の地域では使われていないのかもしれないけれど、とりあえず滋賀では抜群の知名度。あ、リップクリームも人気みたいですな。子どもたちが使っていたな。


 ソメイヨシノはまだ少し花も残っていますが、概ね散って、葉が出てきました、その他にも木々に新芽がたくさん出てきていますよ。上の画像は、左上から時計回りにエノキ、ナラガシワ、アベマキ、ソメイヨシノとなっています。葉が出て広がってくると、同時にたくさん虫が出てきて、たちまち葉に穴があくことになるのですが、ま、そこらあたりは植物も最初から織り込み済みのことなんだろうと思います。自然の仕組みはほんとうにスバラシイ!