現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

机の周りの整理整頓と事務仕事と有機栽培の播種と『恋するトマト』と『探偵はBARにいる』


18日(土)
 朝から雨。今日は机の周りの整理整頓と掃除、それから事務仕事をする。
 と、いっても午前中はエンジンがかからず、ラジオを聴いたり、ネットをあれこれ見ているうちにトイドローンという玩具のようなカメラ付きドローンがだいたい20,000円くらいで買えることがわかり、あれこれ調べてしまう。きっかけはFacebookの広告で10,000円くらいで買えるというのを見つけたことだが、これはあれこれ調べてみると詐欺まがいの製品が多いという評判があって、いささか警戒して、でも20,000円ほど出せば、まあ玩具だがそこそこ飛ぶことがわかってきた。でも風のある野外だとやはり難しい状況というのもわかってきた。なるほどね。ま、そうだろうね。評判がいいのはやはり10万円くらいはしているしね。なるほどね。
 などとあちこち観ているうちに午前中が終わってしまい、あわてて午後は頑張る。すでに提出期限の過ぎている書類がたくさん見つかって、あわてるが催促の電話があったのは一件だけ。うーむ。弱った。ジャンジャン書類を作る。ハンコも捺す。月曜日に謝りながらなんとか受け取ってもらおう。


 夕方、南部英夫監督『恋するトマト』(2006)を観る。大地康雄が主演。こんな映画だったのか。うーむ。この映画が封切られたときの予告を観たことがあって、すでに就農していた僕は面白そうだな、と思ったのを覚えている。いささか思っていたのとは違う映画だったが、そこそこ楽しめました。富田靖子がすこしだけ出て、農家に嫁ぐことができない女性を演じてますが、うーむ、いい感じ。でも今でも農家の嫁問題(?)はあるんだろうな、たぶん。
 そういえば大地康雄って、いっときすごく人気が出たけれど(うーむ。「マルサの女」のシリーズのあたりだったのかな?)、最近はあまり顔をみませんな。うーむ。この映画では大地康雄は製作総指揮をやったり脚本にもからんでいますね。力が入っています。


 夜、橋本一監督『探偵はBARにいる』(2011)を観る。大泉洋, 松田龍平, 小雪というところがメインで出てます。原作は東直己のススキノ探偵シリーズの『バーにかかってきた電話』です。ススキノ探偵シリーズは最初の3作ほどを読んでいて面白かったので、あえて観ずにいた映画ですが、ま、時間も経ったので観てみることに。はい。楽しめましたが、どこかに甘さがありますね。って大泉洋が主演ですから、そこがいいのかもしれないけれど。この映画が首都圏以上に北海道で一番よく観られたというのも、わかります。札幌が舞台ですからね。


19日(日) 二十四節気穀雨
 「穀雨」は春雨が百穀を潤すことから名づけられたもので、雨で潤った田畑は種まきの好期を迎えます。この時季に、特に雨が多いというわけではありませんが、穀雨以降、降雨量が多くなり始めます。5月5日が立夏ですから、それまでの期間ということになりますね。
で、穀雨だからというわけでもないのですが、本当は明日「種落とし」(このあたりでは稲の種をまくことを「種落とし」と言ってきましたが、最近は「播種」と言うことも多くなりました。)するつもりでしたが、明日は雨の予報だし、今日はもう少し雨が降るのかと思ったら、意外に朝の犬の’散歩の頃に雨が上がったので、急遽、「種落とし」をすることにしました。本来なら催芽機に入れて水温をあげ、籾がハトムネ状態になってから「種落とし」するのですが、出芽機でも30℃に上げるので、催芽機をとばして播種して出芽機にいれました。今日は有機栽培の「コシヒカリ」「秋の詩」「みどり豊」の産品種の播種なので、品種が変わるごとに掃除をしたりあれこれ手間がかかるし、籾がハトムネ状態でないので、ちょっと播種量が変わったり、培土も有機JAS用の土で、今年初めて使う土だし、さらに試験的に他に二種類の土も試したので、加減がもうひとつよくわからず、試し試しの播種なのでずいぶんと時間がかかりました。ま、それでも家族で14時過ぎまでお昼ご飯も食べずに一気に播種できて、ありがたいことでした。
いろいろ初めての取組もあるので、心配すればキリがないですが、うまくいってほしいところです(笑)。