23日(木)
朝、田回り。
午前中は、先日播種した有機栽培の発芽の様子がちょうど良さそうなので、苗代に並べる。ちょうど風があまり吹かずにすんでありがたい。
午後は、「秋の詩」の「種落とし」をする。午後になったら突風のような風が何度かびゅうびゅうと吹いて荒れる。
苗代の畔のタンポポに蜂がもぐり込んでいた。ま、よく写っていないけれど(笑)。それから苗代でみつけたサワガニ。
夕方、神山征二郎監督『ふるさと』(1983)を観る。なんだかなぁ、泣けたなぁ。
舞台は岐阜県の揖斐川町です。岐阜の大垣から羽島、岐阜市辺りには西から揖斐川、長良川、木曽川という大きな川が三つ’流れ込んでいるのは有名ですが、奥美濃といわれる地域の水を集めているのは揖斐川です。
えー、昔、山登りにはまっていた頃には、奥美濃の山々にもいくつか登っています。例えば、夜叉が池から三周ヶ岳とか。根尾谷から能郷谷をあがって能郷白山とか。うちから岐阜県の奥美濃へいくとなると国道21号線や名神高速で岐阜県にはいって北へ上るというコースもありますが、もう一つ滋賀の木之本の金居原から八草峠を越えて岐阜県坂内村へ入るというコースもあるのですよね。で、その坂内村を坂内川をしばらく下っていくと揖斐川に合流して横山ダムがあります。そこから揖斐川沿いに上っていくと徳山ダムになります。
と書きましたが、たぶん私はまだ徳山ダムにはいっていないと思います。山の上からダム湖の一部を見たことはあります。
地図を見てもらえばすぐわかりますが、この徳山湖というのか、ダム湖で徳山村全村が水没し、総貯水量は日本一で、あちこちの谷を湖に沈めました。反対運動も激しかった由。でもだんだん補償交渉も転居も進んでいきます。その頃を描いた映画です。でも舞台は徳山村ですが、徳山ダムを描いた映画ではありません。半年後には村が沈むという時にそこで暮らす人々の様子が描かれます。
主演は誰になるんだ?加藤嘉でしょうか。いやはやスバラシイ演技ですね。もう演技なのかどうかもわからなくなるくらい。モスクワ国際映画祭最優秀主演男優賞を受賞されているようですな。でその加藤嘉の息子夫婦が長門裕之と樫山文枝、孫が浅井晋という男の子ですが、昔の中日ドラゴンズの野球帽をかぶっていてかわいいです。うーむ。1983年の樫山文枝。いいですなぁ。僕よりちょうど20歳年上なので、今ではすっかりおばあさんのはずですけれど、1983年は41歳ぐらいでしょうか。山奥の田舎の嫁の役ですけれど、なんとも上品です。
もちろん『おはなはん』のヒロイン役が有名だけれど、1979年のNHKのドラマ『僕は12歳』の母親役が僕としては、すごく印象に残っている。夏盛り、日傘をさして歩く樫山文枝。計算すると37歳ということになりますな。『僕は12歳』というドラマもよかったです。1979年は僕が高校三年生になりますな。ま、こういうドラマを見ているようでは、受験勉強はできてないのは間違いないです(笑)。
若い頃はアマゴ釣りの名人だった痴呆の老人が、孫にアマゴ釣りを教えていくうちに、痴呆の具合も少し良くなったりするんですが、なるほど、そういうこともありそうですね。
監督の神山征二郎は岐阜市の出身なのか。なるほど。
24日(金)
どうもこんな時間にブログの更新をして、どうもその更新に手こずっている。徳山ダム周辺の地図画像をアップしようとしたら、どうも一ヶ月のファイル利用量10MBを超えてしまっているようで、うまくアップできない。ま、いっか。
リンクを張ることにしておきます。徳山ダムのあたり。このほうが、サイズもいろいろ自分で変えられて便利ですわな。