現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

終日、田植え。そしてカエルの卵と『何も変わらない: ハンクとして芸術家の魂』と『ポリーナ、私を踊る』

 朝から晴れて気持ちのいい天気なのだが、風が強い!強風でした。いやはや。そんななか、終日、田植え。
 風が強くて晴れているし、ちょっと黄砂も飛んできているようですが、私もいよいよ日焼けしてきました。


 Matthew Kaplowitz監督『何も変わらない: ハンクとして芸術家の魂』(2018)を観る。ハンク・ヴァルゴナのドキュメンタリー映画ですね。1929年のブルックリン生まれ。兄と一緒に従軍カメラマンをして、帰国後赤本(どうもパルプマガジンのことのようです。)の表紙をつくる会社にで働くようになって絵を描き始める。イラスト、風刺画、エッチングなど。1960年、タイムズスクエアにスタジオを借りて活動します。自宅から一時間半かけて通って生涯描き続け、2019年の5月23日に亡くなったのですが、その最晩年の映像です。いろいろインタビューなどもあるのですが、どうなの?この字幕。変換ミスの誤字も多いし、日本語として意味不明な文章が続きます。どうなってるの?この字幕は誰が責任者?ずーっとジャズが流れています。福井亮って?
 ま、芸術家の描いている姿が観られるだけでも楽しいけど。
 そういえば、ブログに書き忘れているけれど、ヴァレリー・ミュラー/アンジュラン・プレルジョカージュ監督『ポリーナ、私を踊る』(2016)を観たのだった。うーむ。ま、あまりよくわからない映画でした。


 夕方、次女とレノン号を動物病院に連れていって点滴をしてもらう。といっても500mlが流れるように入っていくので、点滴とは言えないような注射ですけど。


 そういえば、朝、苗代で苗箱を軽トラに積むとき、プール苗代のなかにたくさんカエルの卵が産み付けられていました。まだオタマジャクシにはなっていなくて、あの卵のゼリーの中にいるのですが、まだ真ん丸のから、だんだん細長くなったり、くびれができてきていたり、ゼリーの中で、オタマジャクシになりかけているんですよね。これがまた全部オタマジャクシになって、カエルになったら、爆発的にカエルだらけになってしまうのですが・・・。僕が小学生の頃、一度、アマガエルが爆発的に増えたことがありました。当時は家のすぐ横に田んぼがあって、代かき、田植えの頃に卵が産み付けられたんだと思います。とにかく家の外壁や窓、植木鉢、とにかくありとあらゆるところにちいさなアマガエルがいるのです。
 それから数年前にはトノサマガエルが同じプール苗代で爆発しましたが、たちまちカラスやトンビに見つけられて、たちどころに爆発は終息しました。
 このサイズだと、アマガエルなのかな?これから大きくなるのかもしれないし、まだわかりませんね。
 今日も、窓を開けていると、カエルの大合唱が聞こえてきています。「遠蛙」というほど遠くもないし、「蛙合戦」というほど生々しくもない。けれど、とにかく生命の溌剌とした感じは、この声を聞いていると感じます。都会から田舎に移ってきて家を建てたら、カエルの鳴き声がうるさくて眠れないという人もおられるようですが、僕などは、かえって睡眠導入になる声です。
 カエルの鳴き声を聞くと、どうしても草野心平を思い出してしまいます。カエルの詩人ですな。


       「春殖」

      るるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる


 ええ、こういう詩なんです。僕はずっとカエルの鳴き声だと思ってきたのですが、さっきネットで検索したら、カエルの卵が並んでいる様子です、という人もいて、うーむ。タイトルが「春殖」だしなぁ、なるほど。でも、あーた、「るるるるる」と鳴くカエルもいるのですぜ。






 そういえば、中日新聞のWebサイトに「危機に語りかける 各国首脳のテレビ演説」というのがありました。新型コロナウイルスへの対応について、トランプ、マクロンメルケル、ジョンソンという首脳が国民に向けてのテレビ演説が紹介されています。よくできていて、日本語と英語、フランス語、ドイツ語など、対応していて、これは外国語の勉強になるかも、と思ったのですが、いやー、オモシロイですね。やはりリーダーの人柄がでてますな(笑)。それはそうとなぜ日本の総理大臣が紹介されていないの?記者会見の様子がテレビで放映されていましたけど。長々とお話になっておられましたよね。二ホンの読者も官邸も、なぜ紹介しないのか、文句を言うべきですね。