現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

田植えはゴールがみえてきたことと大麦の藁を焼くことと似顔絵


6日(土)
 終日、田植え。午前中は無農薬有機栽培の「コシヒカリ」。午後は慣行の減農薬栽培「コシヒカリ」。


7日(日)
 午前中は田植え。1枚だけ。風が強くてなかなか田植えもやりにくい。長男が田植え機を洗っている間に僕は田回りをして、軽トラのあおりのチェーンをまた買ってあれこれ工夫をする。


 午後はトラクタのアタッチメントをロータリーからドライブハローに付け替えて、長男が「尻踏み」をしてくれる。
 僕は洗面所とお風呂場の水道の蛇口のパッキンを交換する。
 それから畦畔の草刈りにでる。日没後に田回り。


8日(月)
 今日は昨日と打って変わって風が弱いか無風。
 早起きして直播きの圃場で草が生えてしまった2圃場と慣行栽培の3圃場に除草剤をまく。液剤。背負いの散布機で圃場の苗の間を歩いて散布する。


 午後は長男と刈取ったあとの大麦の圃場で麦わらを焼く。大麦は小麦と違って藁が多くて、これがこのあと大豆を播種するときに邪魔になるのですな。
 でも火をつけるので、けっこう緊張するんですよね。鍬やバケツや水を準備して長男と二人で、最初はゆっくり火をつけながら燃え具合を確認しつつ、様子を見ながら火をつけていきます。なかなかのチームプレー。というか、こういうことは一人だと心配なのですな。そんなこんなで日没前まで燃やして、日没まで田回り。あちこち水を入れる。


 明日は田植えします。




9日(火)
 朝から田植え。小さい田んぼばかりなので、ちょっと時間がかかる。さらに六条植えの田植え機なのだが、6条のうちの1条分が一つ置きにうまく植えられてなくて倒れがちになる、という症状が・・・。あれこれ確認したけれどどうも田植え機のプッシュロッドの一本がどうもプッシュしてない模様。うーむ。農機のKくんに電話して来てもらったら、田植え機の爪を1度外したら、動くようになりました。やれやれ。
 これで田植えを残すのは苗代だけになりました。それでプール苗代のあれこれを始末して、水をいれました。明日は「こなし」する予定。うまくいけば、「尻踏み」もできるかも。
 で、夕方、1枚だけ大麦の圃場の藁を焼く。今日は少し風があったのであれこれ気を使いました。


 そういえば、レノン号が亡くなった時、奥さんが去年の夏に家族で写した写真をプリントしてと言ってきたのです。ま、すぐにプリントアウトしたのですが、どうやらその写真は、奥さんの職場の同僚の息子さんが絵描きというか、イラストレーターというか、似顔絵描きといか、いろいろやっておられるそうで、コロナ禍ということもあるようですが、家族の似顔絵を注文したようです。ええ。それが仕上がってきました。なるほど、さすがにその道の方は違いますな。レノン号の似顔絵まで。
 家族の評判はなかなか良くて、地味に似ている。ということらしいです(笑)。たぶん小さな家族写真を見て描かれたのでわからないでしょうが、父はこんなに髪の毛はないです(笑)。僕もどうも白髪っぽくなっているのも気になりますが・・・(笑)。でも、確かに似ている。
 似顔絵というと、僕など山藤章二のブラックアングルの「似顔絵塾」をすぐに思い出してしまいますが、こういう家族写真の場合、ああいった毒のある絵は描けないでしょうし。多少、男前に、美人に描かないといけない、というプレッシャーもあるでしょうしね。なかなか手かせ足かせのある世界のような気がします。
 昔、九州のある観光地で「似顔絵描きます」という看板が上がっていて、誰もお客さんがいないということもあって、すぐに描いてもらえそうだし、描いてもらったことがあります。ええ、僕がまだ20代半ばの頃ですな。どうだろう、色紙に5分くらいで仕上げてくださいました。「描きにくい、描きにくい!特徴のない男前とか美男子はホント描き難いです。まいるなぁ。」と似顔絵をかく技術をゴマスリで補っておられました(笑)。筆ペン風の道具でしたが、確かに僕が観てもあまり似ていない似顔絵でしたが、描いている途中でだんだん人が集まってきて、その後、似顔絵屋さんは大盛況になりました。
 今回の似顔絵、よーく観てみると、みんな口角があがってます。それと眼鏡のフレームの形がすごく正確です。人の顔を描くとき1番難しいのは目ですけど(鼻と唇も難しい)、よくよく観るといろいろ参考になります。目の下のラインは描かないんですね。なるほど。