現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

中耕除草と梅雨のそうめんとアジサイ

 田回りのあと、昨日の続きで中耕除草1枚。途中からポツポツ雨。
 ほんとうはまだまだどんどんやりたかったけれど、休むことにする。
 午後はときどきザーッと降ったりしたときもあったけれど、梅雨らしい雨。田回りの時、どれくらい降るのかわからないので、水の量を加減したりする。
 田んぼに浮き草がずいぶん入っていた。水路から流れ込んできたのだろうか。それとも田んぼに種が残っていたのだろうか。たぶんアオウキクサだと思います。けっこう小さいし。
 まだ苗が植えたばかりで小さいので今からこんなに浮き草だらけになるのは心配だが、苗がもう少し大きくなってくれば、この浮き草と苗の田んぼの風情は嫌いではない。他の雑草が生え難くなるだろうし。


 アジサイの花が雨の中咲いている。






 夕方、少し早めにビールを飲んだら、激しい睡魔におそわれてそのまま寝てしまう。19時半に夕飯に呼ばれて目を覚ましたのだが、夜なのか、朝なのか起きた瞬間にはわからなかった。昼寝とか中途半端に長く寝てしまうと、そういうこと、あります(笑)。


 お昼にまたそうめんをゆがいた。池波正太郎に『梅雨の湯豆腐』という短篇があるそうだ。まだ読んだことはないけれど、ええ、それはうまいだろう、とも思ってしまう。梅雨寒の夜の話なのだろうか。それはさておき、梅雨のそうめんももちろん悪くない。いつだったか百姓仲間の研修を兼ねた懇親バス旅行のお昼に冷やそうめんが出た。思い出したがたつの市だから「揖保の糸」ですな。いかにもゆがきたての風情で、ガラスの器に真っ白なそうめんと青もみじがあしらってあって、いかにもおいしそう。って、もちろんおいしかったのだが、あのときの青もみじが忘れられないな。
 そうめんはうちでは「ゆがく」と言っているが、「ゆでる」の方がいいのかな?


 中耕除草はすでに田植えの終わっている田んぼに除草機を入れるので、できるだけ植えられている苗を踏まないように運転しなくてはいけないので、けっこう気を使う。スマホの動画など撮っている場合ではないのだが・・・。天気さえもっと良ければもっと気持ちいいのだけれど。何人か散歩の人やクルマを運転しながらこっちを見ていかれる。まあ、いいけど(笑)。

中耕除草20200611



 今朝の中日新聞の滋賀版の記事。もちろんこのご夫婦のことは何にも知らないのだが、とっても立派なことだなぁ、としみじみ思ってしまった。10年間続けるなんて、そうそうできることではありません。