現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

朝の豪雨と『火宅の人』


 朝、まだ暗いうちに激しい雨の音で目が覚める。ふっとスマホに目をやると大雨警報など、150通ほどの防災メールが届いている。ま、自動的に配信されているんでしょうけれど、誰かが宿直で確認している方はおられるんでしょうか。ありがたいことです。うちの学区も“土砂災害降雨危険度 警戒レベル4相当情報[土砂災害] (極めて危険)”が出ましたし、60分で36mm、72時間で272mmの雨量だそうです。姉川も国友橋で氾濫危険水位を超えたし、姉川下流の方と姉川の支流の高時川では避難勧告が出ました。九州や岐阜、長野は60分で150mm程のところもあったようですから、ものすごい豪雨ですよね。
 こちらは朝食を食べ終わった頃から雨足が弱まって、夕方には洪水警報は注意報に変わりました。田回りでは例の畦畔ブロックが倒れた圃場を見てきたけれど、なんとか無事でありがたいです。


刈払機のプラグとキャブのフィルターと燃料の吸い上げの漉し器を交換する。あと書類づくりをすこし。


 深作欣二監督『火宅の人』(1986)を観る。原作は壇一雄。原作は未読。でもこの映画がヒットしたのはよく覚えています。主演は緒形拳。うーむ、緒形拳以外考えられない感じがします。原田美枝子松坂慶子との濡れ場が話題になっていたような気がしますが、映画を観たら妻役のいしだあゆみがスバラシイ演技でした。原作は未読なので映画がどこまで原作に忠実なのかはわかりません。まあ、火宅の人だから仕方がないのかもしれませんが、後半の松坂慶子との旅は必要だったのかという気はします。
 中原中也太宰治も登場します。真田広之岡田裕介がやっているのですが、これが、また、あーた、もうちょっとましなセリフはないのか、という感じだったのですが、みんなまだ子どもだったんだろうなぁ、などと思ってしまいます(笑)。いや、彼らの作品はスバラシイんですけど。
主人公の作家の書斎がすごいなぁ。坂口安吾の写真のような書斎になってます。
 壇一雄といえば、『火宅の人』でもあるけれど、『壇流クッキング』でもありますな。ええ、二つとも未読です。『壇流クッキング』は買ったはずなんだけれどなぁ。
 『火宅の人』と『死の棘』は、ちゃんと読みたいと思いつつ未読のままだなぁ。