現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

猛暑と日没後の田回りと畦畔の草刈りと穂が少し黄色くなってきたこととシャキッ!としたいときの音楽


18日(火)
 猛暑の一日だったが、ほとんど家で事務仕事。夕方にA4で41ページにも及ぶ書類をPDFにしてメールで送る。書類にあちこち不備や空白があるのはわかっているのだが、これ以上は自力では無理だと判断して、とりあえず送って、あとは指摘を受けながら、教えてもらいながら完成させる作戦に変更。

 夕方、日没後に田回り。

 今朝の日本農業新聞のコラム。東京大学の大学院の先生だからなのか、文章がカタイというか、たくさんのことを言おうとして説明不足のような気がする、ってあたしのコメントなど必要ないのはよくわかっていますが(笑)。たぶん紙面の都合もあって文字数が足りなかったのだろうけれど。でもおっしゃっていることはだいたいわかりました。

19日(水)
 早起きして朝飯前に田んぼにでて畦畔の草刈り。三時間ほど草刈して一時間田回り。あちこちに水を入れる。ま、でもみんな考えることは同じなので、水路の上で水をみんな田んぼに入れるので、下まで水が流れてきていないところもあり、ま、しばらくガマンというところもありました。でも最初に植えた「コシヒカリ」は畔際がだいぶ黄色くなってきてますね。水を入れたりして田んぼの暑さ対策をするわけですが、台風とかがやって来ないようにと思っているところ。

 午後一番に歯医者さん。

 新型コロナも重症の方が右肩上がりで増えていて怖いけど、熱中症というか、気候変動というか、こっちも大変ですな。コロナは一日に1000人ほどの方が陽性になっていますが、熱中症はここ一週間で12800人ほどの方が病院に救急搬送されていますね。亡くなられた方は30人だとか。これは単に熱中症予防で、エアコンを使いましょうとか、こまめに水分補給しましょう、とかいうことではなくて、気候変動というか地球温暖化というのか、要するに地球上にいる人間の日々の暮らし方の問題ですからね。いや、僕は百姓なので天候、気候をいつも気にしているところがあるので、よけいに思っているのかもしれません。
 地球温暖化にどう対処するのか、というのはもうまったく大きな政治的な課題だと思うので、政治家の皆さんはしっかり頑張っていただきたい。このままだと農業とか食糧の問題もそうだけど、文化そのものも変わってしまいますよ。食べ物も着るものも。ええ、日本でも作務衣がひろく認知されてきましたが、ハーレムパンツも流行るかもしれません(笑)。
 などと、いい大人というか、オッサンの僕はウダウダとブログに書くばかりだがグレタ・トゥーンベリさんは今17歳らしいけど、国連で激しく怒って世界のリーダーを睨みつけたんですから、やはり立派ですよね。「ガキが何を言ってるんだ、何も知らないくせに!」という怒られた世界のリーダーから批判もあったようですが、そりゃぁ、政治的なことは知らないのでしょうけれど、言ってることはぜんぜん間違っていないので、世界のリーダーとしては、「おっしゃる通りです。まあ、でもいろいろ経済活動、つまりお金儲けのこともあるので、難しいこともあるんです。でも期待に応えられるように頑張ります・・・。」と恐縮するのが当たり前だと思うのですが・・・。
 百姓は仕事中は「三密」とは無縁なので、歯医者さんとか、コンビニとかに行く時はマスクもしていくけど、仕事中はマスクなしなのはありがたい。それだけでも大きな違いだなぁ。今日は宅配業者の方がサインお願いします、と玄関に二人来られましたが、お二人ともマスクでした。
 ちなみに僕が今、コンビニや歯医者さんにしていっているマスクは、布マスクなんですが、水に濡らしてパタパタと降るだけで気化熱で温度が下るタオルというのがありますが、あの生地でできているマスクです。すぐに洗えるし、洗ったらすぐに冷えて冷感だし。なかなかいいです。ま、冷たく感じるのは最初の3分間くらいですが(笑)。

 厳しい残暑にエアコンを効かせた部屋でウダウダしているわけだが、(いや、やはり今日もパソコンに向かって事務仕事をしてはいるのだが・・・。)なにか残暑を吹き飛ばす音楽はないかと、パソコンの中を探してみた。まず上原ひろみ(いや、名前を漢字で書くよりHiromi Ueharaと言うほうが、なんとかうしっくりしてしまうけれど。)の「Spark」を聴いていたらゴキゲンになってしまって、この路線がいいのかと思ってジョン・コルトレーンの『A Love Supreme』を鳴らしてみたら、いよいよ暑さを忘れるような気分になってしまいました。ええ、エアコンも効かせているんですけどね。で、コルトレーンのこのカルテットはテナーサックスがジョン・コルトレーンで、ピアノはマッコイ・タイナー、ベースはジミー・ギャリソン、ドラムがエルビン・ジョーンズ。うーむ。いや、コルトレーンのエモーショナルというのかスピリチュアルというのか、溢れ出る大量の音に反応していかなければいけないので、みんな神経研ぎ澄ましてます、演奏中。まあ、当たり前ですけど。で、次はマッコイ・タイナーの「Fly With the Wind」に。じつは『Blue Bossa』も『Sahara』も聴いたんですけれど、残暑には、こっちかな、と思って(笑)。いいですね、サラリとしているようで熱いです。
 猛暑の午後に少しボリュームアップしてどうぞ。ってそんなことできるのは日盛りの日中やすむ百姓ぐらいかな(笑)。



Spark


John Coltrane - A Love Supreme [Full Album] (1965)


McCoy Tyner - Fly With the Wind - [Fly With the Wind] 1976

20日(木)
 今日もこんな時間にブログの更新だが、明るくなってきたので、もうちょっとしたら草刈りにでますが、もうアブラゼミが鳴きだしてるやないか。