現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「コシヒカリ」の稲刈りの終了と『U・ボート ディレクターズ・カット(字幕版)』


16日(水)
 わりと雲の多い日。
 午前も午後も稲刈り。家の近くの新田地区。最後に田植えした「コシヒカリ」。田んぼが小さいので時間がかかる。明日は午後から雨という予報だったので頑張って乾燥機に入るだけ目一杯刈る。
 夕方から籾擦り。途中でヌカ(もみ殻)捨て一回。


 ニラの花はけっこう長く咲きますが、ちょうど今日稲刈りした田んぼの畦畔にたくさん咲いていました。いえ、ちょうど今あちこちの畦畔で咲いています。うちは奥さんがプランターでニラを咲かせているので、まあ、採ってくることはないですが、うちの畦畔は無農薬ですし、ニラ好きならどんどん刈っていってもらってもいいんですけどね、刈ってもどんどん生えてきますし。しかしニラ好きは人間だけでなくてハナムグリやハチも花粉に集まっていました。ハナムグリはたぶんコアオハナムグリだけど、このハチはなんだ?うーむ。あとイチモンジセセリも来てました。みんなニラ好きなのね。僕も好きです。


ニラの花と稲刈り



17日(木)
 昨日、乾燥機に目一杯籾を入れたからか、なかなか乾燥が上がらない。11時まえまでかかったので、そこから少し籾擦りをして、乾燥機を空にして、稲刈りに出る。ちょうど12時でした。とにかく午後は雨の予報なので昼食も食べずに稲刈りに出動。頑張って刈る。15時に稲刈り終了。これで「コシヒカリ」はすべて刈り終える。
 本当は籾擦りをしたり、年貢を配ったりできたのだが、「コシヒカリ」を刈り終えて、なんとなく安心してしまって、動けず(笑)。
 16時半頃から雨が降り出す。けっこう激しい降り方だ。でも今日の稲刈りは終了しているので気が楽。
 で、ポッカリ空いた(空けた)時間で、ウォルフガング・ペーターゼン監督『U・ボート ディレクターズ・カット(字幕版)』(1999)を観る。いや、一度観てみたかったのです。日本で公開されたのは1982年で学生時代。大きなポスターが貼ってあったのを覚えています。そしてとても評判が良かったのです。でもうかうかしているうちに見逃してしまいました。すると1999年にペーターゼン自ら編集したディレクターズ・カット版が出ました。なんと208分!長い!3時間28分ですぜ!長い!と思ったのは覚えているのですが、これまたうかうかしているうちに見逃す。
 いやぁ、そういうわけで観ました。これが、あーた、まったく眠くならずに、退屈せずに、最後まで一気に観せられてしまいました。これは、すごいわ。確かに長いけど、それだけの値打ちがあります。1981年に公開された日本版は135分なんですけど、そんなカットされた短い版でおもしろさは伝わったのか、という思いになりました。それと第二次世界大戦の映画で連合国側から描かれた映画の傑作はたくさんあるけれど、ドイツ側から描かれて、連合国側の兵士の顔が出てこないような映画は初めて観たような気がします。ドイツ映画だし。
 昔から潜水艦の映画に駄作なし、って言われていますけれど、うーむ、なるほど、観終わったばかりだからかもしれないけれど、潜水艦映画の中では一番かも。って、『眼下の敵』と『レッド・オクトーバーを追え!』ぐらいしか観てないような気がするけど。