現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

この一週間のあれこれと『サイドマン:スターを輝かせた男たち』と娘のギターの稽古


 えー、一週間ほど更新できませんでしたので、一気に書くぜ。一気通貫清一色、って、あーた「麻雀放浪記」でもあるまいし。


20日(日)
終日、お米の発送準備。精米したり、礼状を書いたり。
午後、ご近所のお客様にお米を届ける。贈答用に使っていただけるとのこと、ありがたい。
久しぶりに万年筆でシュルシュルと書く。どうもまだ調子が出ないです(爆)。この(爆)という記号も、インターネット創世記というムードがありますね。もう最近、誰も使わないですね。


21日(月) 敬老の日
今年から新しいぴかぴかの精米機を導入したのだが、朝、精米七分搗きをやってみる。新しい精米機はツマミを回すことで無段階で精米歩合を調節できるのだが、どうも思ったより米が白くなりがちですな。七分づきでもけっこうツマミを回す必要がありました。
 その後午前中は発送準備と発送。
 午後は中晩稲の「秋の詩」の稲刈り開始。どんどん稲刈りしたけど、乾燥機一杯になるのを少し控える。


22日(火) 秋分の日
 今日も朝から精米。今日は三分づきを試してみる。うーむ。無段階で調節できる目盛りを一番緩くしても、出てきた米が思いのほか白い。うーむ。僕の感じでは四分づきか五分づきのような気がする。どうよ。三分づきが出来ないじゃないか。どうよ、新しい精米機。まあ、分づきの加減はひとそれぞれなんだろうけど、どうも分づき米が白くなる傾向だな。


 その後発送準備と発送。
 午後は昨日の続きで「秋の詩」の稲刈り。午後はいよいよ曇ってきて、雨が降りだすんじゃないかと少しハラハラしたが、なんとか予定分を刈ることが出来ました。ありがたい。
 台風が近づきつつあるようなので、明日は雨が降るかも。


23日(水)
 朝から精米とお米の発送など。
 夕方、ヌカ(もみ殻)捨て。



24日(木)
 朝から精米など。午前中は籾擦り。
 午後は有機栽培の「みどり豊」の稲刈りに出る。明日は雨のようなので、その前に刈取っておきたかった。水口側が水が湧いて柔らかいので苦労するかと思いましたが、なんとか長男がきれいに刈ってくれる。
 その後、籾擦りをして、米の出荷。


25日(金)
 終日、雨。けっこう降る。
 朝のうちは精米など。
 午後は普及所のFさんとKさんとあれこれ話をする。
 郵便局の窓口は17時までの営業だけれど、長浜の本局はゆうゆう窓口というのがあって、19時まで開いている。僕は平日の利用は滅多にないのだが、みなさん、けっこう利用されていますな。


26日(土)
 終日、曇りがち。ときどき雨。
 朝から精米など。
 午後は土地改良区の総代会。
 その後、くず米を出荷して、籾擦り。
 ちょうど籾擦りを終えて家には行ったら、17:45で、大相撲の最後の二番を観る。うーむ、正代強いねぇ。朝乃山を応援していたけれど、圧倒されてしまいました。翔猿という力士は今場所、ラジオでは何度も名前を聞いていましたが、今日初めて貴景勝戦で顔を見る。なるほど、こういう人だったのか、貴景勝は落ち着いてましたな。


 夜、スコット・ローゼンバウム監督『サイドマン:スターを輝かせた男たち』(2016)を観る。パイントップトップ・パーキンス, ウィリー"ビッグ・アイズ"スミス, ヒューバート・サムリンという、マディ・ウォーターズハウリン・ウルフのバックで演奏していた三人のドキュメンタリー映画だが・・・。どうもね、せわしない映画というか、落ち着きがないですな。もっと突っ込んで作り込んでほしかったような気がする。三人を80分で紹介しているのだが、うーむ。


 今週はたくさん万年筆で文字を書いた。日本の万年筆は、セーラーを主に使っているのだが、パイロットやプラチナよりペン先への執着が強いような気がして(錯覚かもしれません。)、なんとなく贔屓にしている。「長刀研ぎ」というのがあって、こういうのは好き嫌いがあるのでしょうけれど、日本の文字を書く時には、やはりなんとも線に風情が出るような気がします。僕が使っている長刀研ぎはMFニブですが、同じセーラーの普通のBニブより太い線が書けてしまったりします。


 深夜ラジオを聴いていたら、 ガーデンキュレーターの小島理恵さんがカレル・チャペック『園芸家12ヶ月』を紹介していた。はい。間違いない名作ですな。


 どういうわけか、急に、次女がギターがほしいと言いだした。ネットで調べてYAMAHAの三万ぐらいのギターに目をつけているらしい。うーむ。「あーた、ギター弾いたことあるん?ないならまずお父さんのギターを弾いてみてからにしたらどうよ。貸したるでぇ。」どうせ古いんやろ?ほこりだらけやろ?などと文句を言ってたけれど、ここ二、三日、熱心に弾いている。ネットの教則本というか動画を見て引きはじめている。次女はピアノがそこそこ弾けて、楽譜が読めるのが、強みですな。しかし、チューニングをしたことがないし、僕のチューナーも貸したけれど電池切れで動かなかったので、ピアノでチューニングしてやる。張ってある弦も初心者用の軟らかいコンパウンドの弦なのもよかった。まだコードの押さえ方も知らないし、単音でメロディをつま弾いているが、楽しそう(笑)。「ベースラインも入れたいけど、四つもいっぺんに鳴らすて、どうするん?」などと聴いてくる(笑)。「あーた、親指でベースを、人さし指と中指と薬指で、三弦、二弦、一弦をつまむように鳴らすんやがな。」と教えると笑いながらやっていた。「ほれみてみぃ、ええ音やがな。和音が美しいのは、お父さんのチューニングがええからやな。」と自慢しておく。で、今日、チューナーの電池を買ってきてやったぜ(笑)。


27日(日)
 ああ、晴れてきた。今日は籾擦りと「秋の詩」の稲刈りをする予定です。