現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

籾擦りと稲刈りの日々と畦畔のヒガンバナと「平気で生きて居る」


27日(日)
 午前中は昨日刈った有機栽培の「みどり豊」の籾擦り。はい。去年より収量アップしました。ちょっとうれしい。むふふふ。
 午後は稲刈りに出る。
 夕方、ヌカ捨てに出て、また田んぼの尻水戸を切ったり、エダマメを取ってきたり。


 自分で、エダマメの下処理をして、塩茹でする。うまし。長女と一緒に食べたが、長女の手が止まらない。むふふふ。塩加減のコツをつかんだかも(笑)。


28日(月)
 朝早く起きて、精米など。それからエダマメをまた取りに行く。それからSさんに食味検査をしてもらおうと、封筒に玄米をいれる。三つつくる。
 午前中は籾擦りと出荷。午後は稲刈り。夕方また籾擦り。


29日(火)
 朝早く起きて、精米。
 午前中はヌカ(もみ殻)捨てに出たり、くず米を出荷したり。その後は籾擦りして米の出荷。
 午後は稲刈りに出る。


30日(水)
 朝、精米など。
 その後、籾擦り。米の出荷。
 午後は稲刈り。夕方、ヌカ(もみ殻)捨てに出て、もみ殻に火をつける。


 今日刈っていた田んぼの畦畔にヒガンバナが咲いていた。写っている稲の田んぼはうちの「秋の詩」なのだが、お隣の田んぼの畔に咲いている。うちは稲刈りが続いているので畦畔の草刈りをする余裕がなく草が伸びているが、このお隣の畔はすでに稲刈りが終わったのでしょうか、きれいに刈られていました。ありがたくうれしいです。そこへヒガンバナが伸びてきたんでしょうね。畦畔の管理はこうでないといけませんね。





 今朝の日本農業新聞のコラム。

 内館牧子さんって、昔、相撲協会横綱審議員かなにかされてましたね。あれはなにか問題が起こったときに、ニュースで大変怒っておられた様子が報じられていて、印象に残っているけど、うーん?なんだったんだろう?朝青龍のときかな?ちがうか。
 「定年って、生前葬だな。これからどうする。」って、確かに定年前後の方には、というか定年前の年代の方の方がちょっとショックかもしれないけど。百姓には定年がないので、あまりピンときませんが(笑)。
 それより子規の「平気で生きて居る」には、ちょっとドキッとしたのでした。『病牀六尺』は若いときに読んだはずなのだが、もうすでに何も覚えていませんが、「平気で生きている」はこの年になってみるとドキッとしますね。


「余は今まで禅宗のいはゆる悟りといふ事を誤解して居た。悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思って居たのは間違いで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であった。」


 ということです。うーむ。なるほど。スゴイもの言いですね。シビレます。
 というわけで、「平気で生きている 正岡子規」でネット検索をかけたら、長谷川櫂が河野裕子のことを語ったらしいNHKの番組の書き起こしのブログ記事が出てきました。ちょっと変換ミスもありますし、わかりにくいところもありますが、ま、長谷川櫂が言わんとしたところは伝わってきました。


 というわけで9月が終わる。