もちろん昨夜は寒かったし早く蒲団にもぐり込んで寝たのだけれど(奥さんが湯たんぽを入れてくれた。)、ふっと目が覚めたら午前二時だったりしたので、枕頭に置いてあった石川直樹『最後の冒険家』をチラチラと読みはじめる。おもしろい。石川直樹さんって、冒険家というか写真家というか、ちょっと変わった人だけれど、作家の石川淳の孫なんだと。うーむ。知らなかった。知らなかったけれど、知ってみると、なるほど、って思ったりする。
おもしろかったので、久しぶりに蒲団の中でたくさん本を読むことができた。
外が明るくなってきたら、シャーベット状の雪がたまっている。みぞれまじりの雪が降っていたが、傘もささずにビビ号と散歩に出る。
いつも散歩の時は365日長靴を履いて歩いている。田んぼ道を歩くので、なにかのときには自分の田んぼや畔に入って確認が出来るように、ということもあるからなのだが、こういう天気のときはどこでも歩けるというのは、いいですね。
午前中は精米など。
午後はジミー・チン/エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ監督『MERU/メルー』(2015)を観る。インドのヒマラヤ山脈メルー峰の初登頂のドキュメンタリー映画。おもしろかったです。楽しめました。コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの三人がチームを組んで登頂をめざすのですが、それを自分たちで記録していくんですね。まあ、すごい山なんですわ、メルー峰。
養老孟司さんは昔、よく日本農業新聞にコラムを書いていたのだが、ここ数年はすっかり観なくなってしまいました。養老先生の文章とかお話とか、あまりわかりやすいとは言えないような気がするのだが、刺激的な感じはありますね。
養老孟司先生「森とは何か」-2020年1月-