現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

精米としぐれ模様と『マチネの終わりに』




 午前中は精米など。


 西谷弘監督『マチネの終わりに』(2019)を観る。えー、福山雅治石田ゆり子が出てます。パリとニューヨークも。原作は平野啓一郎ですね。もちろん未読です。でも原作も読んでみたくなりました。ただどうも平野啓一郎とは相性がわるいのか、第120回芥川賞受賞作の『日蝕』は買って読みはじめたものの、50ページほどで頓挫。去年だったか中日新聞に連載された『本心』も二週間ほど読んだけれども、頓挫。うーむ。
 映画はですね、前半はちょっと、ちょっと、どうよ、これは・・・、と思っていたのだけれど、後半からどんどんよくなってきました。ストーリー展開としてはラブロマンスですから、まあ、こんな感じかなぁ。原作はどうなっているんだろう。あ、原作は第2回渡辺淳一文学賞を受賞しているんですね。うーむ。
 あたしは石田ゆり子さんのTwitterをフォローしているので、この『マチネの終わりに』の撮影でパリだのニューヨークだので、撮影してます、というツイートをよく読んでいたのでありました。
 映画では、6年前とか、5ヶ月後、4年後、などとときどき時間がすっと流れるのですが、こういうラブロマンスの映画で6年とか、4年とか時間が流れるとちょっとキュンとなるような展開になっていますよね。もう50代の終わりになっている私としては、5年などアッという間に流れてしまったという感覚もあるのですが、10代、20代、30代、あのあたりだと5年の時間は大きいですからね。恋愛して、結婚して、子どもが出来て、・・・というあたりまでは。
 そこからは、なんだか一気呵成に時間が流れていきますが(笑)。
 ときどき、こういう映画を観て振り返りたくなります。ええ、未来のありよう、現在のありようによって、過去の見え方は変わってきますね。


 俳優さん、女優さんに似せて描くのはいささか手に余るというか、別に似せて描く必要もないのだが、鉛筆で下書きして描いたのでしたが、線に勢いはありませんな(笑)。

"幸福の硬貨" to "The Future Changes The Past" - 林 祥太郎 『マチネの終わりに』菅野祐悟 ギター 作品



 永沢光雄『声をなくして』を読もうとネットで検索したら、古本の文庫本がスゴイ値段になっていたので、いったん保留とする。