現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「お米を生産する皆さまへ」と「くっしゃみ講釈」


 朝と昼前と二回精米など。
 午後は病院への送迎など。


 今日は雪が降ったり雨になったり。


 今朝の日本農業新聞に「水田農業特集号」がはさんであって、「お米を生産する皆さまへ 需要減少、東日本の豊作、超過作付け、新型コロナウイルスの影響により、このままでは令和3年産米価格は大幅に下落します! 主食用米からの作付け転換をさらに進めましょう!」と大きな字の見出しで書いてあります。やれやれ。米あまりの理由はいろいろあるのでしょうけれど、一つ抜けていませんか?米を輸入しなくてもいいようにしてください。というか・・・。
 「食料自給は国家安全保障の問題であり、それが常に保証されているアメリカは有り難い」
 (It's a national security interest to be self-sufficient in food. It's a luxury that you've always taken for granted here in this country.)
 「食料自給できない国を想像できるか、それは国際的圧力と危険にさらされている国だ」
 (Can you imagine a country that was unable to grow enough food to feed the people? It would be a nation that would be subject to international pressure. It would be a nation at risk.)
 上はアメリカのブッシュ大統領が国内の農業関係者向けの演説で、しばしば用いたフレーズだそうです。農業関係者でなくても食糧自給出来ない国の不安はすんなり理解できますよね。
 日本農業新聞の「水田農業特集号」の主張には、僕はおおいに違和感を感じているのだ。うーむ。ま、生産調整には協力しているのだが・・・。


 僕が落語を聴きはじめるきっかけは枝雀さんの落語のカセットテープを通勤の車で聴きはじめたことだが、1980年代の後半にはすでに枝雀落語は、大げさだ、動きすぎる、漫画チックだ、と言われていましたが、それでも爆発的な笑いはいつもとっていました。枝雀さんが小米だった時代の落語を僕は知らないので、これが残念です。小米時代の落語もすごく評判が良かったんですよね。
 とうわけで、この音源は初めて聴きました。マクラが私には新鮮でした。米朝師匠は「枝雀は上手に枯れることに苦しんでいたのではなかったか。」というようなことをおっしゃっていたのを覚えているけれど。しかし、春団治師匠と枝雀さんの芸風は、ま、ぜんぜん違いますわな。枝雀さんが人前で落語をしてもしなくても、もう10年ほど、ゆっくりして年齢だけでなく、体力的にも枯れてきたら、また違った落語を聞かせてもらえたような気はしますけど。


【落語】二代目 桂枝雀 「くしゃみ講釈 (くっしゃみ講釈)」