現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「こなし」「尻踏み」中耕除草と水出し茶

11日(金)
 朝、田回り。
 長男は午前中は「こなし」、午後は「尻踏み」。僕は終日、畦畔の草刈り。

12日(土)
 朝、田回り。「こなし」(一回目の代かき)をしてみたら、アゾラ(アカウキクサ)がずいぶん田んぼの隅に吹き寄せられている。やれやれ。ときどきアゾラが出てくるときがある。有機栽培の圃場ですでに肥料分が入っているし、荒起しの後しばらく水を張っていたので知らないうちに増えていたんだろうな。以前にも調べたことがあるのだが、アゾラ(アカウキクサ)が広がると、1.水面を覆うので他の雑草を抑えることができる。2.その後落水して干すと枯れて緑肥になる。と無農薬の有機栽培には好都合なことも書いてあるのだが、3.水面を覆うので水温・地温が上がり難くなる。と稲の生育に不都合な面も書いてある。どっちやねん!と言いたいところだが、まだ田植え前なのでこの分だと田植えもやりにくいかもしれないし、田植え後の中耕除草の邪魔になりそうな気配もする。すこし掬って除去してみたが、すでに焼け石に水状態なので、あきらめてとりあえず「尻踏み」(二回目の代かき)をしてみて様子を観ることにする。

 長男は終日「尻踏み」に。僕は終日、有機栽培「コシヒカリ」と「みどり豊」の中耕除草する。なかなか田んぼの水深の管理、中耕除草機の調整など、塩梅がむずかしく今日もあれこれ試行錯誤だが、毎年、こんな感じ。「尻踏み」や田植えしてからの日数で土の締まり具合も変わってくるし、田んぼの床の深さもあるし、あれこれ難しい。
 写真は中耕除草を終了した18時40分に撮ったものですが、・・・。あんなにきれいに整然と植えられていたのに。僕は中耕除草しながら「頑張れ!俺のコシヒカリ!頼むぜ!起き上がってきてくれ!雑草に負けるな!ご祈念、申し上げるぜ!」と祈りながら作業をしているのでありました。たのむで、ほんま。

 しかし、なんだな。広島カープはどうなってしまったんだ?ま、新型コロナのクラスタが一番最後に起きたというのがツライところですな。開幕前の3月にクラスタが出たタイガースと比べてしまう。うちの購読新聞は中日新聞なので、毎日ドラゴンズのニュースは出てますが、もうカープの結果はほんの小さな5行から10行の記事になってます(笑)。たまに赤いユニホームの写真が載っていて、おッ!と思うとエンゼルスの大谷選手の写真だったりする(笑)。カープのニュースはなぜかLINEが毎日届けてくれるので、選手の活躍は読めるし、RCCカープナイターのラジオ中継を時間があれば聴いたりしているが、まったく投打が噛み合ってないですな。ま、こういう時もあるか、と思っています。勝ったり負けたり、ということはわかっているのだが、たまには勝って喜ばせてね。
 それにしてもエンゼルスの大谷選手の活躍は相変わらずスバラシイです。どうぞ怪我なくシーズンを終えられますように。

 今日の日本農業新聞のコラム記事。ジョージ・オーウェルの『1984』は、1983年に読みました。楽しめたけど、もうほとんど覚えていない。「英単語を覚えるコツは語源を知ること。」はなにも英語に限らず、日本語だって、中国語だって、漢字だって、結局同じこと。ラテン語の勉強や古文漢文の勉強など、語源を知る、古典を学ぶ、みな通底するものがありますね。『1984』はデストピア小説の古典になったかな?