現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

緑の日々と畦畔の草刈りと溝切りと中干しと開高健と庭の花々


15日(木)
 午前中は慣行栽培の水稲の普及所の試験圃場になっている「コシヒカリ」の圃場で、半分だけに穂肥をまく。慣行栽培だけれど「環境こだわり米」なので、これ以上は化学肥料は使えないので有機肥料を背負いの動力散布機でまく。
 それから昨日長男が溝切りしてくれた「みどり豊」の圃場の水口側はすこし水が湧く田んぼで、水口側の横の畦畔にパイプを埋めてあるのでそこから排水できるようにしてあるのだが、パイプがすこし細目なので泥で詰まり気味になっているので、パイプ詰まり用の太いワイヤーを差し込んで水を流す。
 午後は長男が溝切りに出て、僕はスライドモアで、菜の花の種取り用の圃場の草刈りをする。



16日(金)
 朝方早く目が覚めたら雨の音していたが、まだ暗いのでもう一度寝て、次、起きたら明るくなって雨は止んでいた。
 ビビ号の散歩に出て、朝食を摂ってから畦畔の草刈りに出る。大汗をかくが、すこし風があったのでありがたい。
 午後は長男が溝切りに出て、今年の溝切りをすべて終えてくれた。すべての圃場で中干し状態となりました。ありがたい。
 僕は事務仕事など。
 これで、明日からはまたしばらく畦畔の草刈りをすることにして、大豆の中耕の準備をしなくては。
 北陸は梅雨明けしたようですが、近畿はまだのようですね。


 好きな作家は誰ですか、と言われてなかなか答えるのは難しいけれど、開高健はほんとに好きな作家だなぁ。全集も出ているのだが、どうも装丁がもうひとつ好みでなく、全集を買わなくてもたいていの本はたぶん買って持っていると思うので、買っていない。ま、買ってもいいのだが。開高健記念館にも一度行ってみたいな。
 でも晩年の、といっても開高は58歳で亡くなっているけれど、小説が書けない、書けない、とエッセイに書き出してからは、やはり苦しかったんだろうな。でも最後の『珠玉』はとても良かったけれど。それがファンとしてはちょっと救い。
晩年というか、後半の開高はサントリーやテレビ局や出版社と提携して釣りに行ったり、チンギスハンの墓を探しに行ったりしてドキュメンタリー番組が残っているけれど、あれはあれで、動く開高健が観られてうれしいのだけれど、中身的には、同じことを書いた開高のエッセイを読む方が三倍は楽しいし気分がいい(笑)。
 ただときどきサントリーのCMに出ることもあって、これは僕はわりと好きなCMが多かったりする。開高や山口瞳はもともとサントリーと縁があったからCMに出てましたけど、最近は作家がテレビのCMに出ることも少なくなりましたね。一昔前は遠藤周作北杜夫阿川弘之宮本輝など、けっこう「違いのわかる男」が出ていたんですけどね。個人的に平野啓一郎は、「違いのわかる男」のCMに出てもおかしくない気はしますが、本人はイヤかな(笑)。というか最近はテレビに作家が登場しませんね、いや、知らないだけかもしれませんが。そういえば安岡章太郎が富山の地酒のCMに出てました。



この動画、テレビで実際に見たことはないのですが、なるほど。「あるいは鳥の影のようなもの。」「カラヤン氏がうらやましい。」が効いていますね。


 えーっと、ツール・ド・フランスは、相変わらずオンデマンドで寝落ちしながら観たり聴いたりしてます。ステージ18が終わって、今年もポガチャルというスロベニアの若者が圧倒的ですな。スバラシイです。若者だけに走り方にどこか清々しさを感じています。まだスレてない感じ。大谷翔平くんに感じる清々しさに共通するものがありますな。1998年生まれですから、23歳に今年なるんですね。いやはや、とんでもない若者です。


雨上がりの今朝の庭の花々。
北陸に続いて、関東甲信、東北も梅雨明けだとか。あら?近畿と四国と東海は取り残されてしまった。でも、そろそろですよね。