現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

機械の掃除と『土と兵隊』と『土の学校』


23日(月)
 作業所で選別機などの掃除など。
 それから午後に長男と一緒に田回りして「いもち病」の発生の様子を見てまわる。ところどころ出ているところもあるが、概ね大丈夫そう。肥料が少なめなのがよかったか。でもお天気次第では予断を許しませんな。


24日(火)
 午前中に精米など。それから籾摺り機と乾燥機、籾のタンクの掃除。集塵機の設置など。


 田坂具隆監督『土と兵隊』(1939)を観る。原作は火野葦平で未読。戦前というか戦中というか国策映画ということなんでしょう。太平洋戦争が始まる二年ほど前になりますね。でも、なんというかずーっと進軍のシーンが続きます。進軍というか行進というか、兵隊さんが中国大陸の大地をあるいて行くシーンがずーっと続いていきます。うーむ。僕はありがたいことに戦争にはいったことがないですが、なにか妙にリアリティがあるような、歩いて行くシーンに。と思ったらエキストラも装備品も本物の兵隊さんや装備品なんですな。なるほど。それから敵の中国兵がまったく登場しません。トーチカ(コンクリートやレンガなどで作った機関銃や火砲などを備える防御陣地)から機関銃等で撃ってくるシーンはありますが、敵兵の姿は見えません。で映っているのは中国の大地なんですな。建物の屋根の形、日本の建物と違って屋根に反りがありますよね。それから橋が太鼓橋というか真っ直ぐでなく真ん中が盛り上がっている形状の石造りの橋も何度も出てきて、いかにも中国の雰囲気を醸し出しています。
黒作品で、フィルムの状態はとても悪いのですが、フレームの中の構図はなんだかとても美しく感じました。
 火野葦平には『麦と兵隊』というのもありますね。もちろん未読です。
 戦争というと、僕なんかは太平洋戦争がすぐに浮かんできて、真珠湾だの、ミッドウェーだのマリアナ沖だのの海戦とか、東南アジアの島やジャングル、それから沖縄での戦闘なんかをイメージしてしまうのだが、日中戦争、中国大陸での戦闘もありましたね。なんてことを書いていると叱られてしまうか。うーむ。


 もう夏も終わるというか地蔵盆もすむと初秋のムードですけれど。おいしくて美しい“和菓子”10選・夏。というのがSNS から流れてくる。レモンの輪切りと寒天のやつ。ちょっと食べてみたくなりました。疲労回復によさそうだし(笑)。


 『土の学校』と『土のがっこう』同じようなタイトルの二冊が届く。いえ、なかなか土の中ことはわかりにくいんです。見えにくいので。ちょこっと勉強します。

25日(水)
 晴れるのかと思ったら、朝からおもいっきり曇り空。雨も降るとか降らないとか。草刈りに出る予定です。