現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

稲刈りと籾擦りと出荷と「ランバダ」と『安宅家の人々』と『野生のエルザ』


1日(水) 防災の日
 今日から9月。ゆく川の流れは絶えないぜ。

 朝、一番にビビ号の散歩に行き、その後ヌカ(もみ殻)を田んぼに撒く。
 そうして籾の乾燥がなかなかあがらなかったので、昼前から稲刈りに出る。
 明日は雨らしいので、乾燥機に入らない分は農協のカントリーにもっていくことにして、夕方まで存分に刈る。

 夜、久松静児監督『安宅家の人々』(1952)を観る。うーん、パラリンピックの影響もちょっとあるかも。主演は船越英二田中絹代音羽信子、誰になるのかな?やはり田中絹代か。楽しめました。おもしろかったですけど、ちょっと昼メロ風ですね。って言っても今や昼のメロドラマってやってないですし、昼メロって何?メロドラマって何?というモダンな若い人が多いかも。うーむ。確かにメロドラマの説明はむずかしいけれど、たいてい主人公の誠実で、けなげな女性が困難にぶつかって、それを乗り越えるために難儀するのですが、BGMがその難儀やら苦難を盛り上げるんですな。『安宅家の人々』でもBGMがけっこう鳴って盛り上げます。そのあたりで昼メロ風に感じたのかも。
 何度か彦根が登場します。彦根城のお堀端を歩くシーンもありますが、なんだかあまり彦根城に思えませんでした。1952年の映画ですからね。彦根城は変わらなくてもお堀端は変わっていったのでしょうね。うーむ。
 あら?今、ヤホーで調べてみたら(いや本当はGoogleで調べたんですけど、ナイツの漫才のファンなので)、本当に昼メロのドラマが作られているんですね(笑)。ああ、でも脚本というか中身はずいぶんと違うみたいですけど。

2日(木)
 雨で稲刈りはできず。午前と午後で籾擦りと出荷とヌカ捨て。

 私はわりとYouTubeを楽しんでいるのだが、オススメ動画に『ランバダ』が出てきて、懐かしくなってしまった。懐かしくなってしまったといっても、実際にランバダを踊ったことはないし、踊っている人を見たこともないし、1990年当時はほとんどテレビも観なかったのですが、この歌手が歌っているのは一度か二度観て、強烈によく覚えています。こんなダンスをテレビでやっていいのか?どうなっておるのだ、と思ったのでありました。
 でもなんだな、当時からずいぶんランバダは冷やかされていましたけれど、今思うと、生命の輝く踊りではありますな。一緒に踊っていただける相手がいれば楽しそう(笑)。

3日(金)
 今日も昼前から雨。稲刈りはできず。
 農協が開くとすぐに昨日の午後籾擦りした分を出荷して、ヌカ捨てにいったり。

 それから散髪。男前をあげる。
 どうも最近は髪の毛に白いものの混合率が上がってきたし、瞼は朝起きたときから下がり加減だし、肌に張りも艶もなくなってきた。男前も上がりにくくなってきたぜ(笑)。まあ、いいんだけど。

 ジェームズ・ヒル、トム・マッゴーワン監督『野生のエルザ』(1966)を観る。1972年と1975年の二回テレビで放送されたようですが、どちらかで観ています。ひょっとすると両方観たのかも。1972年は小学生。75年は中学生になってます。その後はずっと観ていなくて、観たい、観たいと思っていましたが、50年近く時間が経ってやっとネット配信で観たことになります。やはりところどころ思い出す場面があって、アダムソン夫妻のジョージ・アダムソンはビル・トラヴァースが演じていますが、その脇汗やら。妻のジョイ・アダムソンはヴァージニア・マッケンナが演じていますが、インド洋で泳ぐ黄色い水着姿とか。初めてイボイノシシを狩ったエルザの雄姿とか(まあ雌ライオンですが)。
エルザを野生に返すことに成功したジョイをジョージが労うというか、かけた言葉「エルザは野性に返った。自由を手に入れた。喜びと誇りでいっぱいだろう。」と字幕が出るのですが、いいですねぇ、喜びと誇り。

 あと50年ぶりに観て気がついたのだが、ビル・トラヴァースやヴァージニア・マッケンナの顔がいかにも西洋人風で好きになった部分もあるのではないか。ビル・トラヴァースはどこかヘミングウェイ風のヒゲだし、二人のファッションもサファリ風でヴァージニア・マッケンナの股上が長いズボンもなんだかカッコいい。

 あと何度も作中で流れるジョン・バリーのテーマ曲"Born Free"がすごく印象的で、中学生の時にはエアチェックしてカセットテープに入れていました。歌っているのはマット・モンローですね。

    ♪Born free, as free as the wind blows
     As free as the grass grows
     Born free to follow your heart
          自由に生まれた
          野に吹く風のように自由に
          大地に根づく草のように自由に
          心のおもむくままに

 自分が還暦になって、この歌詞の意味が身に沁みるというか、自由の大切さを痛感しています。

4日(土)
 朝には雨が上がっていて、陽射しも出てきたので田んぼを観てきたが、まだ田んぼには水が溜まっていたので、ちとこれは稲刈りは無理かも。