現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

有機栽培「コシヒカリ」の稲刈りと籾殻を焼くこと


20日(月) 敬老の日
 午前中は籾擦り。
 午後は稲刈り。
 稲刈り後、ヌカ(もみ殻)捨て。ヒエの種がたくさん混じっている籾殻なので、田んぼの真ん中にドバッと落として火をつけて燃やす。田んぼに撒くとヒエの種を撒いているようなことになるので。

 明日が中秋の名月らしいですが、今夜はこちらは快晴で、月齢13.1の月が皓々と輝いています。虫すだく夜です。

21日(火) 旧暦の八月十五日
 午前中は籾擦り。
 午後は稲刈り。
 稲刈り後、ヌカ(もみ殻)捨て。それから試しに大豆の圃場で枝豆を少し採ってくる。すぐに塩茹で。なかなかいい感じ(笑)。
 今夜は中秋の名月なんですが、ちとこちら雲がかかっていますな。


22日(水)
 午後は雨という予報なので、籾擦りはやめてとりあえず、稲刈りに出る。お昼前に今日の分の稲刈り終了。
 昨日から植木屋さんに来ていただいて庭の剪定をお願いしているのだが、お昼に終わったということで、少し葉刈りの始末を手伝う。ずっとお願いしてきていた植木屋さん(今の庭を造っていただいた庭師さん)が体調不良ということで、今年は出来そうにない、と伺っていたので、誰に庭をまかそうか、父もあれこれ思案していたようですが、現在、植木屋さん、あるいは庭師という職業は人手不足というか、いないんですね、本職の人が。頼んでもすでにスケジュールがすでにいっぱいで断われたりしました。ご近所でちょうど松の剪定に来ておられた植木屋さんがおられたので、駄目元でお願いしてもらったら、なんとか来てもらえることになって、昨日今日の仕事とあいなりました。
 父が元気なうちは父が夏の間にあれこれやってくれていたのですが、さすがに梯子や鞍掛に上がって作業するのが、だんだん危なっかしくなってきたのでした。ま、本当なら私がやらねばならないのでしょうけれど、ええ、二、三度、ボランティアで自治会の会館の松を剪定したことはあるのです。ええ。その時はまわりの素人集団からは褒められました。ええ。最初の時に少し松の剪定の仕方を教えてもらったので、二回目がうまくいったようなのですが、それから時間が空いて、すっかり忘れてしまいました。やれやれ。

 スマホのお天気予報アプリは三種類入れているのですが、結局どれもハズレでしたが、16時前から激しい雷雨となりました。朝の時点では11時から、あるいは12時から、あるものは14時からと予報していましたが、すべてはずれて16時前からの雷雨。困るんだなぁ、こんなことでは(笑)。降雨予報が2時間も3時間もずれるとこの時期、米農家は身動きできなくなってしまいます。奥さんの職場辺りでは落雷したのか、しばらく停電もしたそうです。
 そういえば3年前に気象庁の予報官の人の講演を聴いて、その後、農家との懇親会にも参加してくださったので、あれこれざっくばらんにお話をすることが出来たのですが、農家の方は週間天気予報の精度を上げてほしいだの、半月後の天気がわかれば、仕事の段取りが楽になる、とかいろいろ勝手な、わがままな意見が出ていましたが、気象衛星で雨雲の様子をずっと眺めていても、2時間後の降雨がわからないわけですから、ま、まだ気象庁のAI予報官の精度もまだまだということでしょう。まして半月後のお天気など、何をか言わんや。と、いいつつも、3時間後の降雨を10分の誤差で予報してくれることもあるので、ま、お頼み申し上げているわけです。たのんまっせ。

23日(木) 秋分の日
 目が覚めると晴れていました。昨日のあの雨ですから、籾殻につけた火も消えてしまっているかも、と思って見に行きましたら、ちゃんと煙が細々と上がっておりました。なんとねぇ、籾殻、すごいです。
 というわけで、昨日は稲刈りだけで籾擦りをしなかったので、今日は朝から籾擦り。午後も籾擦り。
 その後農協にくず米を出荷して、「コシヒカリ」でほしいという地主さんに年貢を納める。

24日(金)
 朝、昨日籾擦りした籾殻(ヌカ)を田んぼに運んで火をつける。
 10時から稲刈り。6月中旬の最後に田植えした有機コシヒカリ」シリーズ。今日の圃場はクサネムがほとんどなかったので、気持ち的にずいぶん楽。でも畦畔の草がずいぶん伸びていて稲に寄りかかり気味だったので、最初の一周を刈るコンバインもゆっくり目で運転してもらう。

 午後に今日の分の稲刈り終了。お昼ご飯抜きで頑張ったので、ずいぶんお腹がすく。
 夕方、近所のフレンドマートで豆腐とウルメイワシとビールとバーボンを買ってくる。稲刈りを始めてもうすぐ一ヶ月。身体のあちこちに疲労は蓄積し、ヘロヘロヨレヨレになっているのだが、ちょっと身体に喝!を入れるのにバーボンウイスキーを買ってみたぜ。ああ、でも今夜は少しだけ舐めて、舐めたらすぐに眠ってしまいそう。

 あ、書き忘れるところだったけれど、『心が伝わる 万年筆で書く美文字』(コスミック出版)が届く。別に万年筆で書いたからといって心が伝わるわけでもないだろうけれど、そんなことはともかくレッスンブックなので、ちょっと練習してみるつもり。ええ、字に関しては大いに伸びしろがあると信じているので(笑)。監修がkaduさんです。Instagramでkaduさんの文字を観て、何度も練習してきているのでした。
この本(?)にはオマケというか、付録にFonteのスケルトンの万年筆とインクとコンバーターがついてきます。