現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

久しぶりの更新のあれこれと「滋賀Web物産展」と富山行のことなど


15日(月)
 朝のうちは精米など。
 それから一昨日の続きでスライドモアで大豆あとの圃場や畦畔の草を刈る。
 ちょっとね、住宅地の中の圃場なので、あまり雑草が激しく生い茂っているとやはりお隣の家はイヤだろうから、早め早めに草刈りを心がけているのだが、どうしようもなく伸びてしまっていたので、バタバタと草刈りにいそしんでおります。

 午後は散髪に行こうかと思ったけれど、今日が月曜日だと気がついてよかった。散髪屋さんが全国共通で月曜日はお休みというのは、ありがたいです。

 そんなわけで午後は僕は事務仕事をあれこれやって、長男はスライドモアで出動していってくれました。

16日(火)
 午前中は精米など。
 夕方、歯医者さんへ。前回歯の内側が磨けていないと指摘を受けて、磨き方の指導を受けたのですが、指導してくださった歯科衛生士さんから「あ、きれいに磨けていますね。いいですよ。その調子。」と褒めていただく。そうして今日は「歯間ブラシって、使ったことありますか?できたら一日に一度は使ってみてください。」と歯間ブラシの使い方を教えてもらって、使ってみてください、と一本試供品をもらって帰る。うーむ。こうなってくると歯医者さんの使っている小さいミラーも必要だなぁ。その前に小さめの手鏡も(笑)。

17日(水)
 午前中は精米など。
 午後は事務仕事。夕方、農協へ提出。

18日(木)
 今日も午前中は精米など。午後は長男が二回目のワクチン接種に行ったので、僕も昨日に続いて事務仕事。農協からさらに書類提出の督促を受けたのでした。うーむ。小春日和でしたが、バタバタが続きます。ま、理由はわかっているんだけどね。

 現在、「滋賀Web物産展 【第3弾】」というのが行われています。たぶん滋賀県楽天市場Yahoo!ショッピングのコラボ企画ということなんでしょう。「おすすめ県産品」「自慢の食材」「滋賀グルメ」「滋賀の銘品」なんてのが並んでいます。これに辻井農園も参加しています。今は【第3弾】なんですが、【第1弾】は8月2日からでした。参加しようと思いましたら、8月2日ならまだ令和3年産は収穫できていませんし、令和2年産は売り切れていましたので、参加できず。【第2弾】は9月1日からで、はい、慣行栽培の「コシヒカリ」は令和3年産の稲刈りがはじまっていて、連日バタバタで精米や発送などはとてもできません。それに有機栽培のお米はまだ刈取りできていませんし。参加できず。というわけで【第3弾】にやっと参加できました。
 でもお米の新米はやはり【第2弾】の9月が新鮮で宣伝効果もあって、お米を大々的に紹介されていましたが、【第3弾】は、そのあおりを食らったのか、「滋賀Web物産展 【第3弾】」ではお米がほとんど紹介されていません。いやはや。なんということ。これは滋賀県がわかっていないのか、楽天市場がわかっていないのか・・・。というかこれは滋賀の米農家の意見ですけれど、滋賀の物産はお米だけではありませんからね。近江牛もあるし、琵琶湖の魚介類もあるし、信楽焼もありますしね。ま、いろいろ諸般の事情があるのかもしれません。

 でも、この「滋賀Web物産展 【第3弾】」楽天市場の原資で30%オフのクーポンですからね。30%オフですよ!なかなか30%オフの企画も少ないと思います。


19日(金)
 終日、精米など。
 夕方から部分月食。月蝕。月食。どっちがいいんだ?

20日(土)
 終日、精米など。

21日(日)
 朝、長浜郵便局にお米の発送。
 それから富山へ。私は学生時代を富山で過ごしました。5年間ほど下宿生活でした。その下宿仲間の集まりです。午後に着いて少し歩いてみました。富山は新幹線が走るようになって駅周辺の再開発がされてきれいになりました。ちょっと行ってみようと思ったところが日曜日でお休みだったのは残念でしたが、紅葉・黄葉の盛りの富山をぐるりと歩けました。劒岳、立山薬師岳、なじみの山々も曇り空ながら市内から眺められました。
 その後、下宿仲間と再会してワイワイと飲む。私は還暦ですし定年再雇用という方もおられるという年代ですけれど、みなさん元気そうでした(笑)。なんとも楽しかったです。ありがたいです。
 私のスマホの電池がずいぶん前から弱ってきているのはわかっていたので、ま、写真はSONYのデジカメで補うにしても、コクヨの「測量野帳」で、スケッチ旅にしようか、と思っていたのに、肝心の「測量野帳」を忘れる。やれやれ。山口瞳とかあちこちで絵を描いていたりするのだが、外で描くのはなんとも気恥ずかしいが、「測量野帳」ならメモしてるような顔で描けそうだし。そういうことも経験してみたかったのだが・・・(笑)。


22日(月)
 久しぶりにホテルの朝食。ま、駅前のビジネスホテルですけど。どこで食べても白飯だと味が気になります(笑)。
 曇り空。天気予報ではあと30分で雨が降る、ということでしたが、ホテルのフロントで訊いたら、歩いて15分でいけますよ、と言うので、富山県美術館に歩いていってみる。うーむ。17分かかったが、最後の3分間ほどは雨に降られる(笑)。どうなってるんだ。
 数年前に新しくなった富山県美術館。僕は取り壊された古いほうの富山県立美術館の建設工事でバイトしていたので、美術館には思い入れも思い出もあり、新しい美術館には行ってみなくては、と思っていたのでした。
 うーむ。美しくきれいな美術館でした。富山の美術館のコレクションとしては、ジャン・デュビュッフェの「眠がり大女」、ルオーの「売笑婦と呼ばた女」、高松次郎の「赤ん坊の影」が好きだったのだが、今回のコレクション展ではデュビュッフェの「眠がり大女」が展示されてました。でも作品名が「よく眠る女」に変更されてました(笑)。どうなんですか?作品を観たら誰だって「眠がり大女」の方がいいと思うけどなぁ(笑)。インパクトのある名前だったのに。どうなんですか?富山県美術館はよく考えるように。で、そのデュビュッフェの「眠がり大女」改め「よく眠る女」の隣に愛知県美術館から借りてきた、同じ色調の「二人の脱走兵」が展示されてました。いいなぁ。笑えるくらいスバラシイ!デュビュッフェ最高!
 コレクション展は写真撮影してもいいですよ、ってことでした。(あ、三脚は使わない、フラッシュはたかない、著作権のことがあるのでSNSには上げない、などなどまだ条件はあったと思うけど。)この二作品だけ撮らしてもらいましたけど、記録用です。ジャン・デュビュッフェはもっと日本で人気が出てもよさそうな気がするけど。
 その後、すぐに滋賀に帰るが、湖西線が強風で電車が止まった影響で特急電車の運行にあちこち影響が出たりして、乗り継ぎがわるく、新幹線や特急電車で帰ってきたんだが、時間がかかる。



 で、電車の中では行きも帰りもペーター・ヴォールレーベン (長谷川圭・訳)『樹木たちの知られざる生活』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)を読んでいました。これはスバラシイわ。昔読んだステファノ・マンクーゾ+アレッサンドラ・ヴィオラ著『植物は<知性>をもっている』(NHK出版)に似たところもあるけれど、こちらは副題に「森林管理官が聴いた森の声」とあるように学者先生とは違う現場の感覚が文章に残っていますね。

23日(火)
 終日、精米など。

 しかしなんですな、街の景色はどんどん変わっていきますが、街中からみても山の景色、山の形は変わりませんな。と書きつつ地球の温暖化で劒岳も立山三山も薬師岳も近くで観ればどんどん変わっていっているに違いないのだけれど。
 なかなかね、自分の立ち位置から眺める景色しかわからないですからね。ま、それはそれでいいんだけれど。