現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

国際スピード郵便と『類人猿ターザン』と早寝早起き

10日(金)
 午前中は精米など。
 午後はウェールズまで国際スピード郵便(EMS)で荷物を送る。ゆうパックの国際版のようなものなのだが、なかなか書類づくりがややこしい気がするし、ネット上で書類を作っているとときどき画面が30秒以上フリーズするときもあるし、料金はバカ高いし、スピード郵便ということになっているが、ネットでお問い合わせ番号を入力して荷物を追跡してみると、どうも検疫というか検査というか審査なのかもしれないがいろいろあって、向こうで荷物が一週間ほどもまったく動いていないこともあるし、二個口というか二つの箱で同時に発送したのに、片方だけ十日ほども遅れて配達されたり。変なものが入っていないか怪しまれたのかもしれないけれど。まあ、システムというか、もう一つですな。まあ、日本の国内の郵便や宅配の流通のシステムがしっかりし過ぎているという話もあるけど。クリスマスまでには届いてほしい。


 W・S・ヴァン・ダイク監督『類人猿ターザン』(1932)を観る。ターザン。子どもの頃、流行りましたな(笑)。林の中で秘密基地とか作ると蔓にぶら下がって叫んだものでした(笑)。今、Wikiを観てみたらターザンは1966年から69年に合衆国でテレビドラマになっているようなので、それを日本で観ていたんだろうなぁ。あと淀川長治さんの日曜映画劇場で淀川さんが「ターザンはやっぱりジョニー・ワイズミュラーですね。オリンピックの金メダリストですからね。泳ぐんですね。泳ぐんですね。ワニより速く泳ぐんですね。」と映画の前のコメントでおっしゃっていたのを、なぜかよく覚えている。うーむ。そんなことを覚えているのは、高校生ぐらいの時の放送だったのだろうか。水泳部だった私はそれが印象的だったのかもしれない。ええ、この『類人猿ターザン』はワイズミュラーが演じたターザンの最初の映画だそうです。1932年ですぜ。昭和7年。3月に満州国の建国宣言や5月には犬養毅首相が殺害された五・一五事件の年ですな。
映画としてはあまりおもしろくなかったです(笑)。今ならCGとか使ってもうちょっとまともな映像になるのでしょうけれど。ゴリラはもう着ぐるみ感でいっぱいだし。昔の映画ってクルマの運転シーンでは窓の外は流れる風景をスクリーンに映して、運転シーンを撮ったりしていますけれど、あれと同じ手法でアフリカの部族の踊りをスクリーンで写して、その前で演技して撮っています。まあ1932年ですから仕方がないのかもしれませんけれど。それにピグミー族(?)なんかも登場してきますが、やっぱりアフリカの部族民に対する偏見も感じられる映像のような気がしますしね。
 ワイズミュラーのやったターザンはこの1932年の『類人猿ターザン』から始まって1948年の『絶海のターザン』まで続きますね。つまり第二次世界大戦、太平洋戦争の前から後まで、あの頃合衆国ではワイズミュラーのターザンが人気だったんですな。もっともWikiによるとターザン映画は1918年(!)の『ターザン』からはじまって、2016年の『ターザン:REBORN 』まで切れ目なく作られ続けていますね。うちの次男もディズニーの『ターザン』(1999)が好きで、よくDVDだかビデオだったかを観てましたな。よく動く臨場感のあるアニメで私も好きです。
 それにしてもターザンは類人猿だったのか?どう見ても白人だし、映画の中でもジェーンが「彼は白人よ!」と言ってますけどね。

 ちなみに私は少年ジャンプで連載されていたターちゃん、えーっと徳弘正也です。正式名は『ジャングルの王者ターちゃん』も好きです(笑)。マンガはこういうちょっと下品で笑えるギャグマンガが好きですな、どうも。

11日(土)
 昼過ぎまで精米など。その後長浜の本局から発送。帰りにお茶を買ったりする。

 天気予報では悪くない天気のはずなのに、午後からは雨降ってきたりする。田んぼに出ようと思っていたけれど、家に引っ込むことになってしまった(笑)。

 どうも最近早寝しているから、早起きしているからか、どっちが先かはわからないが、早寝早起きが続いている。19時ぐらいに寝てしまうと、夜中に目が覚めて、朝の2時か3時かな?と思って確認すると22時とか23時だったりして、まだ今日のうちだったりして、笑える。まったくもってオジジの生活だが、これでいいのかどうか、もうわからない(笑)。

12日(日)
 というわけで、午前3時に起き出して、温めのお湯でお茶を淹れて、こんなブログを書いている。

 クリスマスも近づいてきているので、ラジオでもその手の選曲が多いですね。バッハの『マタイ受難曲』やヘンデルの『メサイア』なんて名前もラジオで話されていたけれど、なるほど。でも「ハレルヤ」のところぐらいしか知らない。クリスマスとは直接関係ないけれど。『John Coltrane & Johnny Hartman』(1963)は昔、カセットテープに入れていて、よく聴いた。同じインパルスの『Ballads』はレコードを買って、もっとよく聴いてました。もちろんコルトレーンもジョニーハートマンもスバラシイけれど、マッコイタイナーのピアノもこの二つのアルバムともあたしゃ好きです。
 年末が近づいてきて忙しくなって、まだ暗い未明の時間帯に一人起き出して、音をたてないように家族に気を使いながらストーブやエアコンのスイッチを入れて着替えてお茶やコーヒーを飲んで、今日の仕事の段取りをぼんやり考えている、そんな勤勉な働き者の皆さんに送る一曲ということで(笑)。