現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

精米と『なぜ君は総理大臣になれないのか』と霜

21日(火)
 午前中は精米など。
 夜は同級生のK君のお誘いで飲み会に。行ってみたら10数人の参加者でした。

22日(水) 冬至 一陽来復
 晴れたり、曇ったりの冬至
 午前中は精米など。

 午後はふっと思いついて大島新監督『なぜ君は総理大臣になれないのか』(2020)を観る。ドキュメンタリー映画ですが被写体というか、主人公は今の立憲民主党小川淳也議員です。後半は2017年の香川一区の総選挙のときの選挙活動です。2017年の総選挙は民進党かが解体して、希望の党に合体したり、また「排除します!」発言で、野党議員が右往左往した総選挙だったんですね。ええ、みんなすぐ忘れますし、私もほとんど忘れていましたけど。映画は第94回キネマ旬報ベスト・テンで文化映画ベスト・ワンを受賞したりしています。おもしろかったです。なぜかわかりませんが、何度もウルウルしてしまいました、何度も(笑)。
 まあ、こんなドキュメンタリー映画ができたら、人気が出るだろうなぁ、と思いましたが、実際に先の総選挙では比例復活当選ではなくて、選挙区で与党候補を破って当選されていますし、立憲民主党の代表選挙にも立候補したり、今は党の政務調査会長に出世されてますな。
 なんでこのドキュメンタリー映画を観てみようか、と思ったかというと、昨日の飲み会ですこし今度の長浜市長選挙の立候補予定者の話が出たからで、まあ、それはそれでいいのだが、その時に和田静香『自給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた。』のことを思い出したからです。で、聞いてみた国会議員というのが小川淳也議員だったんですね。この本はよく売れたということですけれど、なんといっても和田静香さんが抜群におもしろいですが、小川淳也議員の魅力も感じさせる本になっています。本の帯に「私、激昂、議員、号泣。建前なしの政治問答」とあります。本の中で議員が号泣したとされるところは「幸福論」のところです。映画の中でも何度も目を赤くしているところが撮られています。『なぜ君は総理大臣になれないのか』という映画タイトルですけれど、一地方の野党の国会議員がなぜ総理大臣になれないのか、それは映画の中では語られません。でもなれていないということは「足らざるもの」があるわけですね。時には目を赤くしながらも元気いっぱい爽やかな物腰で理想の政治を誠実に語る若い国会議員の「足らざるもの」を観た人に考えてもらうことで、日本の国の総理大臣とは、どういうものなのか、どうしなくては日本の総理大臣になれないのか、ということを、日本の国のあらゆる有権者に考えてもらおうという趣向の映画です。
 映画を観たあとだと、この二つも観たくなります(笑)。
『なぜ君は総理大臣になれないのか』スペシャルトーク第1弾! - YouTube
『なぜ君は総理大臣になれないのか』スペシャルトーク第2弾! - YouTube

 もう一つ、「認諾」って知りませんでした。僕のコンピュータの日本語変換辞書にもなかったです。これで裁判が終わりだなんて呆れるしかない。
             

23日(木)
 早起きしたんですが、起きてもずっと外は真っ暗です。昨日が冬至ですけれど、日の入り時刻は12月の初旬に一番早くて、すでにすこしづつ遅くなっているんですね。その代わり日の出の時刻は一月の初旬くらいまで遅くなり続けるんですよね。
 快晴の朝です。霜がびっしりと降りた朝になりました。



 午前中は精米など。午後はすこし事務仕事。それから今さらなんですけれど、この夏に亡くなった友人のご家族にお手紙を書いた。実は夏から何度か書きかけてはきたんですが、田んぼの方がバタバタしたり、あるいは時間が経ち過ぎて、今さら、と思いはじめたり。でも喪中につき年末年始のご挨拶はご遠慮申し上げます。という葉書が届いて、やっぱりドキドキしてしまったんです。うーむ。