現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

『裸足で逃げる』と都道府県対抗女子駅伝


 朝、目が覚めたら、外はまだ真っ暗だったけれど、ラジオを点けたら津波の警報が出ていた。あれ、トンガの噴火によるものらしいけれど、昨日は影響ないみたいな報道だったのでちょっと驚く。漁船が転覆したり流されたりしたらしいが。うーむ。
 朝のうちはすこし事務仕事。あとは今日は精米作業はなしにして、ウダウダと過ごしてしまう。ま、農閑期の日曜ですから。
 上間陽子『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』(太田出版)読了。うーむ。本の帯には「沖縄の女性立ちが暴力を受け、そこから逃げて、自分の居場所を作り上げていくまでの記録」とあります。なんで沖縄の少女の記録を読んでいるんだ、思われるでしょうけれど、高橋源一郎がラジオで薦めていたのです。とても僕にはうまく感想を書くことはできないけれど、とてもよい本でした。2017年の2月に出た本です。
 今日の午後、「全国都道府県対抗女子駅伝」がありました。私は二区、三区のあたりと最後の九区のところだけすこし観ました。優勝は京都でした。滋賀は26位とのことですが、テレビにはほとんど映りませんでした。ゴールは「たけびしスタジアム京都」で、優勝チームのインタビューが終わりかけの時に最後のランナーが競技場に入ってきました。46位の鳥取から遅れること8分。47位、最後が沖縄でした。コロナでスタジアムは無観客。本来なら大きな拍手と声援を受けてのゴールになるはずですが、タスキを繋いで8分も遅れて最後のランナーが走り込んできても無観客ですから声援も拍手もない。しかも沖縄の少女たちの話の『裸足で逃げる』を読了したばかりだったので(もちろん都道府県対抗女子駅伝と『裸足で逃げる』はなんの関係もないけれど)、なんだかぐっと胸に迫るものがあって、テレビの前で一人拍手していました。
 続けて上間陽子『海をあげる』(筑摩書房)を枕頭本にします。

 夕方、昨日のボウモアで久しぶりにハイボールをつくってみる。ウイスキーを買った時、レジのオネエサンに奨められるままにレジのところに置いてあったスコッチウイスキーを一本買ってしまったのですが、そのとき炭酸水を一本オマケしてもらったのでした。どうもオネエサンには弱い私なのでありました(笑)。