現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

事務仕事とハンコとをもらったりしたことと『酒呑みの自己弁護』

 ときどき雪が舞ったりしたけれど、おおむね曇りときどき晴れ。
 午前中から事務仕事。午後はいくつかハンコをもらいに回ったり。
山口瞳と山藤章二の『酒呑みの自己弁護』(新潮文庫)を読んだのは1980年だったはず。当時、北陸線の直江津発米原行きという各駅停車の鈍行列車があって、夏休みの帰省で富山から虎姫まで利用しました。富山が15時33分発、虎姫には22時9分着という途中の駅で停車時間の長いゆっくり走る各駅停車の列車でした。富山駅の売店で買ったのが『酒呑みの自己弁護』。当然、虎姫に着くまでには読み切ってしまいましたが、あまりのオモシロさスバラシさにボーッとして福井から滋賀の県境のトンネルを次々とくぐったのを覚えています。電気機関車が客車を引っ張っていたのですが、ガタンと駅に止まるとシーンと静まり返ったのをよく覚えています。たぶんこの時の経験が、のちのちまでずっと落書することの楽しさを教えてくれたのだと思います。たぶん。本棚を探したけれど見つかりませんでした。断捨離するはずはないんだけどなぁ(笑)。
山口瞳はその後も『男性自身』シリーズはたくさん読みました。小説はあまり縁がありませんでした。山藤章二は『夕刊フジ』のシリーズや『ブラック・アングル』シリーズなど好きでした。