現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

清明の一日とくず米を撒いたり出芽機を組み立てたり土入れしたり絵葉書が届いたこと


5日(火) 二十四節気清明
 清明は万物が清々しく明るく美しいころですな。
 朝はビビ号の散歩。それから浸種しておいた「コシヒカリ」を催芽機に入れて、水温を27℃に上げました。様子を観て温度管理しながら、明日、播種します。
 で、昨日、有機質肥料を散布したけれど、残しておいたクズ豆なども撒く時間がなかったので、午前中はコンポキャスターでクズ豆や大麦の種の残り、残しておいた古い米糠なんかを有機の圃場の三枚にまく。
 午後は長男に畦塗り機を洗ってもらって格納。それから出芽機の組立。で土入れ。
 なんだかバタバタとよく動けました。ありがたい。「清明」ですな。

 少しヘアリーベッチの圃場を観に行ったら、まあ、もう少しヘアリーベッチは頑張ってほしいなぁ、という生育具合でしたが、空にはヒバリが盛んにさえずっておりました。それからもう50年ほど前の圃場整備で真っ直ぐな川になってしまった東川ですが、中をのぞき込むと金魚藻がゆらゆらと揺れておりました。川の法面には黄水仙がきれいに咲いてました。


 夕方、山形の農家友達から絵葉書が届く。「矢口高雄 画業50周年記念展」がすばらしかったとのこと。矢口高雄横手市の出身なんですね。横手市増田まんが美術館で画業50周年記念展が開かれていたそうです。私にとっては矢口高雄は『釣りキチ三平』です。小学校の高学年から中学生のころ、散髪屋さんでずっと読んでいました。もちろん三平や一平じいちゃんやユリッペもよかったけれど、魚紳さんがカッコよかったですね。
 でも届いた絵葉書はそんな漫画タッチの絵ではなくて、「ススキの夕映え」という水彩画かな?スバラシイですね。ススキの夕映えの農村。うれしいことでした。
 お互いに農家のブログを書いていたという縁で知りあったのでしたが、農作業のことはもちろんですが、趣味的なことを書いていたので、なんとなくお互いに興味をもてたのだと思います。家族構成もよく似ていたし、家族経営の農家というのも似ていましたし。縁とは不思議なものだしありがたいものです。まだ顔を合わせたことはないのですが。

6日(水)
朝から晴れる。今日は今年最初の「種落し」です。頑張ります。