現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

桜と種落しと荒起しとタンポポ


 昨夜のうちに催芽機の電源を切る。早起きして少し事務仕事。その後ビビ号の散歩。
 で、種籾の様子を確認。ま、芽を切っていない籾もあるが、出芽機に入れるので、あまり無理させる必要はない。母が脱水してくれて、私は種落しの準備。
 というわけで午前中は「コシヒカリ」の種落し(播種)。出芽機に入れることができるのは500枚なので、余裕をもたせて播種。ま、慣れた人員(父も母も手伝ってくれています。)で慣れた作業なので、順調に作業。ありがたい。
 午後は僕は小さいほうのトラクタで畦塗り後の際を荒起し。長男は大きいほうのトラクタで有機の圃場の荒起しに出てくれる。

 朝のビビ号の散歩の時には五分咲き?と思っていたけれど、夕方、田んぼから眺めたらもう七分咲き、八分咲き、という感じに見えました。草野川の堤防の桜を観に、犬とやってきた人、単車に乗ってやってきた人、孫を連れてやってきた人、なんだかんだでいろいろなひとが平日の午後に桜を眺めにやってきてました。子どもたちは春休みですしね。ええ、桜の季節の普通に暮らしている人々のこういう感じがいいなぁ。と田んぼからトラクタに乗りながら眺めていました。

 農山漁村文化協会(農文協)が出している『現代農業』という月刊誌があります。えー、発行部数とかは知りません。私は就農した頃から定期購読している雑誌です。先月号の四月号には「いよいよ露地プール育苗の時代だ」という特集記事があって、これを読んだ母が「おまんのやってることが載ったるな。」というので「むふふふ。ほやろ。みんな、わしの真似をするようになってきましたな(笑)」というと「あはははは。」と笑ってましたが、今月の五月号は「地力アップ&肥料代減らし いいぞ!緑肥」という特集です。まだ母には見せていませんが、今月も辻井農園のやっている緑肥農法ですな。また母は「おまんのやってることが載ったるな。」と言うでしょうか。私はそう言われて「ほやろ。みんな、わしの真似をするようになってきましたな」と言うのでしょうか(笑)。

 ウクライナとロシアの戦争のニュースや報道になんとも言葉にならなくなってしまうのだが、沖縄や南京や広島や長崎やシベリアやベトナムカンボジアルワンダボスニア・ヘルツェゴビナミャンマースーダンなんて地名が頭の中に浮かんだりする。

 えー、あなたの田んぼの畦畔にタンポポは咲いてますか?あなたの田んぼの道端にタンポポは咲いてますか?