21日(木)
朝、田回り。それから苗代の確認。
で、僕は大麦の畦畔の草刈りに出る。午前中がんばって、午後もやり始めたら雨がポツポツ。でもカッパを着るほどでもないので15時前に一区切りついたところで、雨がそこそこ降ってきたのでここまでとする。その後は田回りをして、農協によって、フレンドマートで買い物。
長男は終日トラクタで「こなし」作業。トラクタはキャビンがあるので濡れないので、夕方までがんばってくれた。
木村大作監督『散り椿』(2018)を観る。原作は葉室麟。もちろん楽しめました。木村大作は監督と撮影と兼任で、もちろん美しい映像に仕上がってます。これぞ時代劇。これぞ映画。ですな。ま、ただこちらの思っている通りにすすむ展開なので、それはそれで気持ちいいことなのですが、時代劇ファンを唸らせてやるぜ!という気配が感じられ過ぎてちょっとクサイ、というのが難点かな(笑)。
葉室麟の作品はわりと読んでいるので『散り椿』も読んでいるはずなのだが、記憶にない。読んでなかったのか?
主演の岡田准一は頑張ってますし殺陣も見事ですね。若い人の中では殺陣の動きは抜群でしょう。
山本周五郎も藤沢周平も、いわゆる時代小説というのか、あるいは士道小説というのか、市井小説というのか、現代生活と比べるとはるかに不自由は、規制のかかった、世の中に暮らすと、生き方というか、暮らし方というか、志というか、どう振る舞うのか、何を言い、何を言わずにおくのか、そんなことが現代よりも返って鮮やかに浮かび上がりやすい、というところはありますよね。
ズルイのは、主人公がたいてい剣が立つというか、腕が立つというか、強いんですよね。私などはジョージ秋山の『浮浪雲』にもけっこう影響を受けているのですが(笑)、ズルイのは浮浪さんが剣の達人だということですよね。まあ、小説、映画、漫画、なんだかんだで主人公が強くてカッコよくなくては話にならないのでしょうけれど、世の中、そうもいかないですよね。だいたいみんな行き当たりばったりで、不器用で、特になにか目立った取り柄もない、というそれが普通ですよね(笑)。ま、いいけど。
葉室麟は小説を書き出すのが遅かったので、文章のうまさはさすがです。もっともっとたくさん書いてほしかったけれど、残念でした。
もう一つ。映画で気になったのは(笑)、エンドロールとかで出演者・制作者・協力者などの氏名が出ますが、あの字は本人の自筆でしょうか。サイズは決まっているのでしょうけれど、なかなか個性的な字が並んで出てきます。スバラシイ。最初は能書家がペンで書いたのか、と思いましたが、ズラズラと出てくると、これは本人が書いたんじゃないか?と思い出しました。いいですね。このアイデア。不思議と不自然な感じがまったくないし。というか手書きのパワーを感じました。
鈴木誠也と大谷翔平選手のメジャーリーグでの活躍はやはりうれしいし、佐々木朗希もこりゃメジャーにもってかれてしまいそうな気配ですな。
あら、カープはジャイアンツに三連敗を喫してしまった。三位?ってまあ、まだまだこれからだけど。
22日(金)
朝、起きた時は上がっていた雨も、またすこし降って。また上がりました。今度は晴れてきました。ちょっと風も出てきましたけど。
田植機の爪の交換やエンジンオイルの交換もやらねば。さてさて。