現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

雨と風と『かつて僕らは兄弟だった』と『アドレナリンドライブ』と『いくつもの空の下で』とオーガニックワイン


6日(月)
 だいたい昨日の夜から降り出したのですが、雨はともかく思いのほか風が強くて大麦が倒れてしまわないか心配になる。こうなった以上、心配してもどうしようもないのだが、どうしても心配してしまう。

 目が覚めたら雨。骨休めの一日にしたい。ああ、うちの分の精米もしなくては。机周りの整理整頓も、事務仕事も。いろいろありますな。

 今使っているアップルのMagic Keyboard with Numeric KeypadはBluetooth接続でコードレスだし、薄くてかっこいいのだが、やはりキータッチがペシャペシャでなのが気になるといえば気になるのだが、そんなことを考えていたら「東プレのREALFORCEがいいですぜ、旦那」とすすめてくれるような広告が入ってくるうようになった。いろいろ検索してみたら確かに良さそうなんですけどね。 REALFORCE for Macフルキーボード「PFU Limited Edition」英語配列 スーパーホワイト。でも結構なお値段で、コード接続というので二の足を踏んでいる。一度コードレスのキーボードに慣れてしまうと、なんだかもうコード付きには戻れないような気がするのだ。東プレもお値段はともかくBluetooth接続で出して欲しい。

 ダニエル・ロアー監督『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』(2020)を観る。なるほど。ロビー・ロバートソンの自伝を元に構成されていますからね。視点はロビー・ロバートソンなんですけど他のメンバーも亡くなってしまっていたりするので、まあ、本当のところはよくわからないですね。
 ザ・バンドの『ラストワルツ』は最初レコードでずっと聴いていて、初めてdvdだったかで映像を観たときには、その生々しさにびっくりしたのを覚えているなぁ。うーむ、と思って今探してみたけれど『ラストワルツ』が出てこないんだなぁ、どうなってるんだ?

 澤田康彦『新暮らし歳時記 いくつもの空の下で』(京都新聞出版センター)を読了。澤田康彦氏は僕より四つ年上。滋賀県能登川町の出身なので、ま、なんとなく、少年時代に見たもの経験したものに共通項がありました。『本の雑誌』で椎名誠らとわいわいがやがややっていた頃から知っている人なんですけれど、いつの間にか、こんなおもしろい文章が書ける人になっていたのね、という感じです。何度も笑ったり、ニンマリしてしまいました。知らなかったけれどマガジンハウスのあと、『暮しの手帖』の編集長もされてたんですね。なるへそ。本上まなみと結婚してたの!?そりゃ、あーた、ずるい!(笑)。
 京都新聞に毎日連載されていたコラムをまとめたものらしいですが、短歌や俳句も少し紹介されていて、季節感のある文章が並んでいて“新暮らし歳時記 ”  となっています。だからというわけではないのですが、やはり年も近いし、同じ滋賀の出身ということで、出てくる単語や興味の方向が僕と近いところもあって、澤田康彦氏の言葉に触発されて句が三つ四つ浮かびました。ええ、でもあとから読み返すと当たり前のツマラヌ句であることが多くて、自分のひねり出した句にいささかゲンナリしてしまうのですが。

 矢口史靖監督『アドレナリンドライブ』(1999)を観る。主演は石田ひかり安藤政信矢口史靖監督の作品だし、どこか笑える味がいつも漂っています。松重豊も今ではずいぶんやさしくなったが、当時はまだ強面のやくざの役も似合ってました。でもやはりどこか優しいけれど。あと角替和枝もいい味がありましたな。ヤクザの2億円の金を奪って逃げるというストーリーですが、ハリウッド映画なら華やかになるところですが、いささかならずチープですが(笑)、おもしろいです。脚本は、ま、僕の思った通りにすすんでいきましたが(笑)、ま、この手の映画のツボは押さえてありますね。楽しめました。石田ひかりも若くて初々しい演技。姉の石田ゆり子とときどきこんがらがるが、ま、当たり前ながらよく似てますな。

9日(火)
 朝からときどき雨が降るというお天気。うーむ。まだ大麦刈りも無理なので、午前中は机周りでごそごそ。昨日、関西電力から恐ろしい葉書が届いていることに気がつく。たぶん田植えで前回の通知に気がつかなかったのだろう。ああ。さて。どうしたらいいんだ?と電話をかけたらテープの音声のみだった。やれやれ。その後関西電力彦根の配電営業所に電話をかけたら、これまた音声テープで、問い合わせの種類・内容によって何番を押せ、何番を押せ、と音声テープに促されるままに、番号を何度か押して、やっと案内の生身のお姉さんにたどり着いて、肉声であれやこれやと状況を説明して、あれやこれやと対処方法を教えてもらう。いやはや。ああ、オフグリッドにしたい(笑)。