現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

有機栽培大豆の播種に向けて溝を切り直すことと新しい平鍬と『俺の空』と終日雨のこと


13日(月)
 朝、中耕除草機をとりあえず格納して小さいトラクタに培土板をつける。
 で、有機のへアリーベッチを刈取った圃場の溝を切り直す。なかなかね、溝切りの培土板の設定とか角度とか、けっこう調節が難しい気がする(笑)。
 昼前に溝の切り直しを長男と交代して、ホームセンターへ平鍬を買いにいく。
 で、午後はその平鍬とスコップで溝をつなげたりする。

 去年だったか、長年愛用していた平鍬(就農したときに畔塗りをするというので、父と母と隣の町の金物店にいって平鍬を買ってもらったのです。いろいろ鍬について、その時、あれこれ話をお店の人から聞いて、ステンレススチールのわりと大きめの鍬を選んだのでした。)を、私の不注意で軽トラで踏んでしまったら、鍬のステンレスのところが曲がってしまったんですよね。あーた、曲がって斜めになった平鍬は使いにくいですよ。何度か叩いて直してみようと試みましたが、うまくいきませんでした。

 それで、まあ、培土板で切り直した溝をつなぐ作業で僕はいつも平鍬とスコップと両方使っているので、ま、買いに行ったんですね。
 1ヶ月ほどまえに、隣町の金物店にいったら、もう僕の思っている平鍬は置いていなかったのです。買ったのは17年ほど前ですしね。今や誰も平鍬で畔塗りなんてしませんから。で、ネットで探したらいくつも出てきましたが、やはりね、鍬は刃物ですからね、ネットの写真だけではよくわからないんですね。鉄の部分と柄の木の部分の様子とかね、やはり実物を見ないと買えないな、と思っていたのでした。
ええ、今どき、ホームセンターでも鍬とか買っている人は見たことがないです(笑)。そういう見たことがない人に自分がなろうとは(笑)。
 鍬類はたくさんありましたが、私が欲している鍬は1種類しかありませんでした。一番高いのを買いましたが、17年前に買ったステンレスの平鍬の2/3の値段だと思います。ま、ものがいいのかどうかは、使い込んでいかないとわからないですね。
 鍬の大きさや柄との角度など、地方地方でそれぞれなんだそうですが、「滋賀型」というシールが貼ってありました。「本職用」とも。ええ、「本職用」と言われると照れますが(笑)。
 ↓新しい平鍬と愛用のスコップ

14日(火)
 朝起きたらポツポツと雨。近畿地方は今日梅雨入り。
 さて。
 とりあえず事務仕事をすることにしたのだが、・・・。あら?先日の電気代もそうでしたが、通帳の残高不足で引き落としされませんでした、というお知らせがいくつか届いて慌てる。いやはや。というわけで、手続きをしてきました。

 昔、本宮ひろしの『俺の空』という『週刊プレボーイ』で連載された漫画があって、主人公の安田一平は財閥の跡取りで、試験勉強もせずに東大法学部に受かってしまうし、運動神経は抜群という、漫画的な展開なのですが、ラスベガスでカジノをするんですけど、負けるんですね、最初。でも負けても負けても、通帳残高が0にならないんです。残高が減ると自動的に安田財閥からお金が振り込まれて、カジノで勝負できるんです。で、最後に大金を賭けた大勝負に出て、それに勝って、トータルで負けずにすむ、という話だったと思います。ええ、自分の通帳の残高不足で、思い出しました。うらやましいなぁ(笑)。そんな通帳を私もほしいです(笑)。ああ、『俺の空』また読みたくなりました。本宮ひろしは『男一匹ガキ大将』『硬派銀次郎』も好きだったな。『サラリーマン金太郎』は未読です。

 午後は父と母と三人で、父のCTの検査に。相変わらず病院は待たされますな。で、ドクターとの話は5分ほどでした。

 帰りに父母と三人でクルマで田回り。うちの圃場全部を見てもらったけど、有機栽培の中耕除草で倒れたり踏んだりしたところは父に笑われました(笑)。母は「あーれ、まーまー。」と言ってましたが(笑)。でも概ねよくできていると思うのでこの調子で頑張りたいです。