現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

風が冷たい一日と『赤垣源蔵』と「戦メリ」とちょっと積雪の朝







23日(金)
 北海道から東北、北陸と日本海側は大雪なのだが、このあたりは朝からよく晴れています。ただ朝はすごく凍てて、道路の融水のパイプから水がちょろちょろって出たのですが、それがすぐに凍ってツルツルになってるところもありました。そうして風が強くて冷たい!
 午前中は精米など。
 午後は長男が家の前の苗代をする田んぼの荒起しをしてくれる。車庫の垣根の槙の葉刈りを父がやってくれて、その刈った葉を積んであったので、それを軽トラで田んぼに運んでまいてみる。でその圃場は豆をコンバインで刈った時に切ってある溝がつぶれたのか、排水ができずに水が溜まっているところが会ったので、尻水戸のあたりを鍬とスコップで水が流れ落ちるようにする。

 池田富保監督『赤垣源蔵』(1938)を観る。主演は阪東妻三郎阪妻ですな。「忠臣蔵」です。これは銘々伝とかになるのかな?講釈だと『徳利の別れ』という名前とかになっていますな。やっぱりねぇ、泣かせますなぁ。阪妻はけっこう身体が大きかったんですね。顔が大きかったのは知っていましたが、身体も大きく見えました。討ち入りを悟られぬように飲んだくれの憶病者のふりをしている時の顔から、ふっと真面目な赤穂浪士の顔に戻る時の寂しげな表情がいいですな。なるほど役者ですわ。それから講釈でもちょっと触れられるんだけど、兄の塩山伊左衛門(香川良介)が「これは叱るのではないので誤解のないように聞いてもらいたい」といいつつ弟に対する妻(中野かほる)の対応について諭すように愚痴るんです。ここが一番の泣かせどころですが、あーた、泣けて泣けて泣けて。今から思うとたいしたことを言っているわけでもないんですけどね。人情の機微、それから誠実さ、弟の状況を不憫におもう兄の情愛。
 わりと板妻は白塗りというか濃い化粧なので、元々の顔がよくわからないところがあるのですが、これを観ていると、田村三兄弟のお父さんというのがよくわかりますね。

 ラジオで高橋源一郎が先日ネットで配信されたライブ(一日に二、三曲づつ録画したもののようです。)の中から「戦場のメリークリスマス」の1曲だけYouTubeに上げられていることを紹介していた。この配信はSNSでも宣伝されていたので、どうしようか迷ったりしたのです。結局は観られなかったけれど。戦メリが1曲だけアップされたのも何度も聴いています。今観たら11日間で109万回の再生になっていますね。109万回のうち5回ほどは私です。病状はよくわかりませんが、早く回復してほしいところです。

 ヒオウギ貝をいただく。とてもカラフルでおいしい貝です。ホタテ貝に形は似ています。たくさんいただいたので奥さんがあちこちにちょっとづつお裾分けに走ってました。生のまだ生きてる貝なので。
 さっそくガスレンジで焼いていただきました。あはははは。ビールもすすみます(笑)。

24日(土)
 まだ窓の外は暗いが、冷え込んでいますな。屋根が雪で白くなっているようです。といっても積雪はわずかですが。