現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ゆうパックの領収書の整理と『おらおらでひとりいぐも』と「Sunshine on my shoulders」


5日(木)
 昨年の楽天市場での売り上げのデータをダウンロードしたり。ゆうパックで発送した分の領収書の整理など。ゆうパックの宛名ラベルの裏には糊がついているので、とりあえずノートに領収書と一緒に日付順に貼ってみたが・・・。ええ、送料の計算のためなんですけどね。うーん、これは必要かな?カード決済なのでカードの引き落とし状況を確認すればいいんだけど、・・・。あとスマホ割りのアプリで確認できないこともないんだけど、これスマホからパソコンにダウンロードできないんですよね。領収書やラベルの整理としては紙に糊で貼り付けるというのは時代錯誤という気もしないではないが、・・・。今どきはどうなの?
 スマホで領収書を撮影したら、自動でPDFになってきれいに保存され、文字や数字も読み取って、スプレッドシートに日付とお取り扱い番号と金額を入力しておいてほしい。で、ゆうパックのラベルもスマホで撮影しておくと、これまた宛名の住所や名前とお取り扱い番号など文字情報を読み取って、お取り扱い番号で勝手に領収書と紐付けしてくれて、名前と金額等がシュルッと一覧で出てくるようなアプリがほしい(笑)。FileMakerOCR機能はなかったと思うので、そのあたりAppleScriptで連携させてうまくできないかな?ここでAppleScriptが出てくるあたりが我ながら笑える。「pythonで書くか?」と20年前なら独り言を言ったかもしれないが、プログラム言語としてはHyperTalkとAppleScriptしか実用的に使ったことはないんだなぁ(笑)。いや一番最初ネットでお米の受注でApachepythonでやってみたんです。ちゃんと動いたんですよ、文字だけの画面でしたけど。でもサーバーの管理に不安を覚えたので、注文が来る前に三日でやめたんです。AppleScriptふたたび勉強し直してみる?笑うしかない。

 午後は若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)を読了。芥川賞受賞作なんですね。映画は昨年の12月に観たんですけれど、映画の5倍くらいは原作の方がいいです。というか、あの映画はこの原作を読んでいなくては、半分ぐらいしかわからない映画という気もします。
 私が二十歳の前後、読むスピードも読む時間もたくさんあったあの頃は、読書の指向は純文学の小説だったような気がします。いや、というより当時は新刊の単行本を読む財力がなくて文庫本を読むのが中心だったので、いわゆる古典とか名作とか文庫本になったものを読んでいたということなのかな。いや、やっぱり違うな。すでになんでも文庫本になる時代になっていましたからね。(五木寛之は純文学?筒井康隆は純文学?村上春樹は純文学?じゃあ吉川英治は?司馬遼太郎は?藤沢周平は?)でもその頃からだんだん「純文学」なんて言葉が死後になりつつありました。いわゆる「純文学」に力がなくなったんだと思います。というか時代の移ろいと共に「純」がよくわからなくなってきたんでしょうね。というか「芸術」とか「芸術性」についてもどんどんみんなの意識が変ってきた頃だったと思います。1970年代後半から80年代の前半の頃の話をしているつもりです。
 若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』は芥川賞を受賞しているからということでもないのですが、おもしろいおもしろいと読んでいましたが、ふっと「純文学」の匂いを感じました。若竹千佐子さんは1954年生まれ。63歳で新人賞の芥川賞の受賞ですね。いえ、若竹千佐子さんの作品は初めて読みましたし、どういう心の高まりがあってこの小説を書こうと思われたのかも知らないんですけど。って、いや別にそんなこと知らなくてもいいのか。

 テレビの番組よりCMの方がおもしろい、などと噂された時代もあったんですが、もう一度観てみたいなぁ、と思いつつYouTubeで検索しても出てこないCMもありますね。例えば。ジーンズの「Big John」のCM。カウボーイのシリーズも悪くはなかったけど、なんといっても青年のバックパッカーがずーっと夕陽を浴びてアメリカの砂漠地帯(?)の国道脇を歩いていくCM。ジョン・デンバーの「サンシャイン」が流れていたやつ。
    Sunshine on my shoulders makes me happy
    Sunshine in my eyes can make me cry
    Sunshine on the water looks so lovely
    Sunshine almost always makes me high
 レコードは買ってなくて歌詞カードもなかったし、ラジカセに録音して歌詞を聴き取ってカタカナでノートに書いた記憶があります。中学の頃ですけど。友達に見せたら笑われたけど(笑)。高校生の時に、その頃はもうジョン・デンバーは聴かなくなっていたけれど、この歌詞の最初のところの意味が突然に理解できた瞬間があったのを覚えています。5文型とかmakeという動詞の使い方とかを習ったころかな?中学でも習いそうな感じだけど、高校生の時だったんだなぁ、あの瞬間は(笑)。

6日(金) 二十四節気小寒
 今日から小寒ですね。寒の入り。昨日は気温が上がって屋根の雪もときどきドシャ!と音をたてて落ちたりしていた。まだ田んぼに雪は残っているけれど、この調子ならすぐに消えてしまいそう。