現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

『ケルンコンサート』と「水ぬるむ」こと


 Keith Jarrett 『The Köln Concert』
 たぶんですが、インストルメンタルの20分以上の長い曲を集中して(あるいは部屋を暗くして)聞くことのスバラシさを教えてもらったのはこの『ケルンコンサート』だよなぁ。あとレコードジャケットの写真にも、デザインにも、紙の質感にも、ECMという会社のセンスにも、なんだかこころ震えました(笑)。1975年の1月のライブ録音です。
 14歳の頃の耳に感じた演奏の緊張感は、60歳をすぎた耳にはもうあまり感じられないのだけれど、人と音楽の出会いの奇跡みたいなものを感じたりしてしまうんだなぁ。
 キース・ジャレットは現在左半身の部分的な麻痺でピアノの演奏が出来ない状態だということらしいですが、ぜひ回復して円熟の(?)ピアノを聴かせていただきたいと思います。

20日(月)
 朝、米ぬかを送ったり、消費税の申告をしたり。
 あとは終日、作業所の整理整頓と機械の掃除など。
 農協から苗箱に入れる培土をもらってきたり。


 『ケルンコンサート』と言えば原田宗典の『優しくって少しばか』もちょっと思い出してしまう。5年前の私はすこし断捨離をしていたようです。そうかそうか。五年の月日なんてあっという間だな。
 ふっと句が浮かぶ(笑)。上五の季語は他の五音の季語でもかまわない、いわゆる季語が動く句ということなんでしょうな。「春分や」ならどうか、「桜咲く」ならどうか。「水ぬるむ」は「少しばか」につき過ぎてないか。「付かず離れず」が極意だそうです。

21日(火) 春分の日
 もう春分ですね。五年の月日があっという間なんだから、一年の時間の流れなんて・・・。うん?古典の授業で「Aすらかつ~。いはんやBをや。」(抑揚形)というのを習ったのを思い出す(笑)。
 先日から父と母に「まだ土入れははじめんのか?」と言われ続けていましたが、うまくいけば今日から苗箱に土を入れはじめられると思います(笑)。