現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

苗代に苗箱を並べたことと中耕除草とけむしの句


26日(金)
 朝は田回り。それから昨日苗代に並べるつもりだった出芽機の苗箱を苗代に並べる。あいかわらずあまり芽が出てきていない。うーむ。昨日から原因というか理由を考えているけれど、やはり水が足りなかったのではないかと思います。苗箱に入れる土に去年の土を使ったんです。当然、どんどん乾燥していささか白く感じるくらいの土でした。今年買った土も乾いていますがそれでもやはり少し水分があります。播種時には灌水するのですが、それが少し足りなかったのかもしれません。苗代は露地のプール苗代ですから、どっぷりと水に浸けます。気温も上がってきていますし、これからどんどん芽が出て伸びてくると思います。ええ、期待しています(笑)。というかこのまま芽が出てこなかったら大変なことになる。ええ、笑っている場合ではないのだが、笑えてくるのでありました(笑)。自然に身を任せるしかない(笑)。

 比較的早く並べられて、その後、昨日グリスアップした中耕除草機で有機栽培「コシヒカリ」の圃場に出る。中耕除草機はわりとセッティングが難しいような気がするのだが、今日はなんとか一発目でうまく高さや深さをセットできた感じ。むふふふ。と思っていたら、一枚目の圃場の真ん中あたりで、急に動作がおかしくなる。稲の苗を倒してしまっているぞ?あれれ?五分ほどあれこれ動作を確認したけれど、症状は同じ。慌てる。でも様子をよく考えてみると除草部が深過ぎるような・・・。ということは自動の深さ調整する機能が働いていないのではないか?と思って調べてみると自動調整のフロートが動くところのワイヤーが外れていた。なんとワイヤーを止めているRピンが外れている。原因はこれかぁ!これじゃ、深さ調整が効かないから、深くなってしまって苗を倒してしまうのでしょう。気がつくまでに30メートルほど走ってしまった。いやはや。田んぼの真ん中で除草機から降り、軽トラで家に戻ってRピンを探したが、最近見たような気がするが見つからない。やれやれ。仕方がないので細い針金を 二つ折りにして二重にして穴に通してワイヤーを止める。とりあえずこれで大丈夫。はい。その後は順調に除草できました。ありがたい。
 続けて四枚目もやろうかと思ったけれど、有機の「秋の詩」と「みどり豊」の圃場の準備もあるので、尻水戸をつくって、入水。それからあちこち田回りなど。

↓昨日の日本農業新聞のコラムに載っていた俳句、四句。一句目は珠凪夕波さんが二十代で母親になったときの句らしい。「なあ」は親しみを込めた呼び掛けでしょうけれど、我が子への期待も激励もありますね。渚男の波打つ毛虫の毛の句も好きです。毛虫、嫌いな人も多いけど、幼虫ですからね。

27日(土)
 明るくなってきて晴れてきました。今日は最後の種落とし(播種)をする予定。
 緑陰で村上春樹の新作長編小説を読んでちょっとくたびれたなぁ、と冷たいビールをグビリをやってみたいが、まだしばらくそういうことはできそうにない。がんばるぜぇ、とつぶやいてみるぜ(笑)。