28日(日)
朝のうち村の総出の堤防の草刈り。一時間ほど。
その後中耕除草に出る。長男は「尻踏み」に。
明日は雨の予報なので、大麦の刈取りができるところはコンバインを猛スピードで動かして刈取り作業。そして農協の乾燥施設へせっせと運んでおられました。私はその様子を中耕除草機の上から眺めてました。
しかしなんですな、この中耕除草機、なかなかあーた、調節に神経を使います。今日もちょっと確認をせずに調子よく走らせていたら、ずーっと六条分を倒していたりして、大いに凹む。ま、起き上がっても来るだろうけれど、来ないのもあるでしょうし。水の深さ、泥の柔らかさ、田んぼの深さ、苗の活着具合、といろいろ要素が多くて難しい。三日連続で機械を動かしたが、今日が一番苦戦した。って、苦戦つづきなんですが(笑)。
29日(月)
予報通り朝から雨。終日雨。けっこうな雨。
先日、出芽機から出した時芽が出てきていない、と慌てたことも書きましたが・・・。うーむ。苗代に並べてからも不調だなぁ。いや出芽して緑化したところもあるんだけれど、ウンもなければスンもない。ところも多い。やれやれ。一昨日、出芽機に苗箱を入れた時、温度センサーが所定の位置から外れていて下に落ちてるのを見つけて大いにショックを受けたのですが、温度が上がり過ぎたのだろうか。それで過乾燥に？まさかねぇ。ああ、でも心の中はショックなんです。雨の中苗代を回ってきたんですけどね。いや、まだあきらめてはいないんですが、ここにきてこの有り様では。とほほ。ま、無理やりでも元気を出すしかない。ヤァ~-！とでも叫んでみるか。
そんなわけで精米と発送をする。
お米の発送に出る時、洗面所の鏡にちょっと自分が映った。ふと思い立って鏡を使ってセルフポートレイトをスマホで撮る。Appleのポートレイトの画像加工で同じ写真から四枚の画像を作ってみる。こういう遊びは好きで楽しいのだが、つくづく老けたなぁ、と思う(笑)。ちょっと若々しく美しく男前に画像加工したい、というような乙女のような心持ちもあったのだが、現在のAppleの画像加工技術ではどうしようもないらしい、ということもわかった(笑)。つらつらと考えてみるに、世の中の人々が画像生成AI技術に期待する気持ちが少しだけわかった気がした。不老長寿の薬を求めたのは秦の始皇帝だっけ？ギリシャ神話にも誰かいたような気もするが、まあ、いいや。始皇帝の気分も少しわかりました(笑)。長寿はともかく不老不死は自然界の法則にはずれていますからね。自然界の法則は「無常」ですから。って、あーたお坊さんみたいなこといいますな。しらんけど(笑)。
Appleの画像加工で無理なら、そのポートレイトをみながら男前に描いてみるか、とふっと思う(笑)。
近畿地方は梅雨入りらしいです。五月の梅雨入りは10年ぶりらしいです。平年より8日早いんだそうです。去年よりは二週間以上早いんだとか。でも梅雨入り宣言ってけっこう難しいことみたいで、梅雨入りしました、と宣言した途端に晴れが続いたり、宣言してないのに雨が続いたり、「おいおい！」と言われることが多かったんでしょうね。気象庁も数年前からちょっと賢くなって、梅雨入り宣言は「速報値」ですからね、あとから訂正したり、見直したりすることもありますよ、なんて言い出した。かわいそうに、いろいろ文句が来たんでしょうね。気象庁も「あはははは、外れました。」と頭をかきつつ余裕のあるところを見せていればいいのに、「てやんでぇ、こちとらおめーんところの予報や宣言をあてにして仕事の段取りやら仕込み、仕入れなどなど計算してやってるンデェ、たのむぜぇ、こちとら生活がかかっとるんや！」みたいなことを言う人がいるんでしょうね。って、あーた、あーたのことやがな。と、自分で自分にツッコミを入れてみる今日この頃です。
30日(火)
三日前に播種した苗箱を出芽機から苗代に並べる。これで今年最後ということになる。まだ苗代に並べてるの？などと野暮なことは言わないように(笑)。
長男は「尻踏み」出てくれる。私の方は一人で出芽機を分解して水洗いしながら乾かして始末する。
↓梅雨入りの句を探したら、もちろんたくさん出てくるのですが、高野素十のこの句が好み。隠居老人風な世界。さっき落語の『崇徳院』を聴きました。恋患いの話ですけど、ま、恋患いにしろ、五月病にしろ、若い人の病で、なにかにつけ厚かましくなっているオジジには無縁ですけど、オジジにはオジジで厭世的な気分が出ることがあるらしいですな。ありがたいことに私には無縁です、今のところ。というか毎日がバタバタで落ち着かないだけかもしれませんが。
31日(水)
おお。五月も終わるぜ。いろいろ苗代にも問題があるが、やや遅れぎみだし、顔を上げて頑張るしかない。
