現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

おとりこしとアラジンと坪刈りの結果

20年ぶりのアラジンストーブ

今夜はうちの「おとりこし」なので、朝から掃除など。掃除機をかけ、敷居や柱や鴨居を拭いて、窓拭きもする。


二階で石油ストーブは危ないから、と使わせてもらっていないし、エアコンは故障したままなので、僕の部屋には暖房がなくとても寒いのだが、アラジンの石油ストーブを独身時代は愛用していました。いや、まあ、普通の対流式石油ストーブなんですが、炎が青いんですよね。ブルーフレーム
青い炎もきれいなんだけど、匂いがほとんどないのがいいんです。石油ストーブって(特に消火時)匂いがしますが、それがあんまりないのがうれしいストーブ。
さらになんと言っても静かなの。ファンが付いてないのはもちろんだけど、燃え方が静かなんだよなぁ。いいですよ。アラジンの石油ストーブ。
ずっと物置にしまってあったのですが、今度の主催する野球の大会で使えないかと引っ張り出してきました。灯油をいれて20数年ぶりに火をつけてみる。うーむ。炎が青くならない!?というわけで、芯の出具合をダイヤルで調節すると・・・。ととのいました。青い炎に。対流式で柔らかな暖かさがいいんですよねぇ。上にヤカンを乗せておくと、お湯がいつでも使えるし。


というわけで、今夜の「おとりこし」でも活躍してもらうことにしました。
おとりこしというのは家でする報恩講のこと。親鸞聖人のご遺徳をしのび、報恩謝徳の思いからお勤めします。ごえんさんとごくごく近い親戚やご近所さんにきていただきます。


そうそう、おとりこしでお供えするお華束さん(おけそくさん。えーっと仏さんに供える丸くて平べったいお餅のことです。)を頼んでおいたお餅屋さんにもらいにいくと、「え!?あ、忘れてました。すみません。」という正直だけれども、ビックリするお返事。「今から作りますから、5時頃にもう一度来ていただきたい。」と。やれやれ。
というわけで今日は浄土真宗用語(テクニカルタームですな)がいくつも出てくる文章となりましたが、ま、いいか。


そういえば、今年はうちのコシヒカリの田んぼの一枚が近畿農政局の坪刈り調査にあたったので、統計・情報センターからその調査結果とお米が今日返ってきました。完全無農薬有機栽培米のコシヒカリではなくて、減農薬・減化学肥料の環境こだわり農産物のコシヒカリです。坪刈りとはありますが、実際には1㎡の刈り取り調査のようです。あ、でも1㎡を三箇所調査したからやっぱり坪刈りといってもいいのかもしれませんね。
うちの場合

  • 1㎡あたりの株数・・・16.9株
  • 1㎡あたりの有効穂数・・・353本
  • 1穂あたりの籾数・・・92.4粒
  • 登熟歩合・・・86.8%
  • 玄米千粒重・・・22.4g

ということであったらしいです。
一坪は3.3㎡ですから坪当たり55.8株ということになりますね。田植え機では50株になるように植えているのですが。株が大きくなっていきますからね。こんなものかもしれません。
16.9株で有効穂数が353本ですから、一株あたりでは20.9本ということになります。
玄米千粒重もたぶん1.7mmの篩目(ふるいめ)の網での測定だと思うので、22.4gも悪くない感じですね。粒がそろって大きめです。収量も計算すると1.7mmでは624㎏/10aということになるそうです。うちは1.9mmの網ですが、それでも594㎏/10aという計算が出来るそうです。594kgというと9俵半ほどになります。そこまでは実際には獲れていませんが、そこそこ収量もあったということでしょう。2mmの網でふるうと528kgになるそうです。重量割合でいうと85%のお米が2mmの網でも残るということのようです。
うーむ。