現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「尻踏み」と田植えが9割方終えられたこととフクロウが鳴いていること


23日(月)
 早起きして「尻踏み」に出る。10時過ぎに長男と交代して精米など。
 午後は農協や銀行でお金の出し入れなど。それから農機センターのKさんに不調の刈払機をあれこれ見てもらう。どうもコイルがダメなのかも。やれやれ。
 夕方、田回り。

24日(火)
 昼過ぎまで新田地区の田植え。午後は苗代のプールをつくっている板をすこし片づける。父が終わったプールの板や農ポリの始末を手伝ってくれているのだ。
 その後、田回り。

25日(水)
 今日も昼過ぎまで田植え。その後、苗箱の回収など。
 夕方、田回り。
 これで田植えも9割方終えることができました。明日、有機栽培の「秋の詩」と「みどり豊」の田植えをします。

26日(木)
 ああ、午前0時を回って、もう木曜なのか。天気は下り坂とのこと。
 窓の外から「ゴロスケホーホー」という鳴き声が聞こえてきている。フクロウが鳴いているだ。もちろんカエルの大合唱も。ああ、フクロウくん、うちの近くで鳴いてくれてありがとう。カエルかネズミでも捕まえているのかな?

 実は、さっきまでカープとマリーンズの交流戦を風呂上がりに10分ほど観ていたら、いつの間にかテレビの前で寝てしまっていたのだ。やれやれ。交流戦カープにとってはこのところ毎年鬼門です。ロッテといえばなんとなくオリオンズと出てきてしまう。村田兆治有藤道世もオリオンズの選手ですな。もちろん佐々木朗希はマリーンズでしょうけれど。セ・リーグの打者は佐々木朗希のスピードボールを打てるのかな?

 ああ、なにはともあれ疲労の蓄積。田回りの時にご近所の農家と立ち話しても、みなさん疲労の蓄積をおっしゃってますな(笑)。

有機栽培「コシヒカリ」の田植えと散髪と「こなし」と畦畔の草刈りと蕗とそら豆


20日(金)
 終日、曇り空。朝、田回り。今日は有機栽培「コシヒカリ」の二枚だけの田植えなので、ちょっとゆっくりスタート。70株で植えてみました。うーむ。昨日はやや苗が短くてもノープロブレムと書いたけれど、うーむ。いえ、少し短いけれど、硬くてしっかり根を張った苗なので問題はないのですが、中耕除草機を入れると水や泥をかぶってしまいがちかも。うーむ。
 昼過ぎに田植えは終えて、僕は田植機を洗ったり、苗箱を回収したり、畦畔の草刈りに出たり。長男は田植機からトラクタに乗り換えて、新田地区の「こなし」に出てくれる。

蕗と山椒と油揚げを煮てくれる。蕗といってもスーパーに売っている太い立派なものではなくて、野蕗というのか、畦畔に自生した細いやつ。山椒が効いていて、めちゃくちゃうまい。ご飯もすすむが、ビールもすすむ。畑の空豆が収穫できたという。塩ゆでにしていただく。たまらん。どちらも鮮度だけが取り柄みたいなものですが。

21日(土) 二十四節気小満
 朝、田回り。なんだか疲労の蓄積を感じる朝で、なんだか早起きできず(笑)。しかもなんだかポツポツと雨が降っている。うーむ。田んぼに出るときにかぶっているキャップも麦わら帽子も髪の毛が伸びてきてかぶりにくいし、暑いので、散髪屋さんにいく。
 「もう(田植え)終わったんですか?」「いえ、7割か8割終わったところです。」「でもこの顔の日焼け具合は田植えが終わった感じですね(笑)」「ほやろ。恥ずかしいくらいの日焼けなんやけど。もう疲労困憊で、へろへろですわ。」「田んぼ仕事はいっときになるのでシンドイですね。」などとなぐさめてもらう。
 髪を短くカットしてもらったり、剃刀で顔をあたってもらったり、蒸しタオルを顔にのっけてもらったり、まだ子育て真っ盛りの若い主人と、日焼けのことや田植えの話やお天気の話しなどをしてもらって、ずーっと目をつむって、お任せしきっているのは、なんとも気持ちがいい。というわけで男前をあげたぜ(笑)。

 長男には昨日の続きで新田地区の「こなし」をお願いしてあるのだが、ちょっと「尻踏み」までは難しいと報告を受ける。なかなか水が田んぼ全体に回らないとのこと。ま、水持ちが悪い田んぼではあるのです。

 僕は散髪した気持ちの良い頭でポツポツと雨の降る中畦畔の草刈りに出る。へアリーベッチの圃場。花の盛りは過ぎた感じがするが、よく茂ってくれました。ありがたい。今月中か来月初旬には刈ってすき込みたいところ。本当は花の時期に刈るのが一番窒素分が多くていいらしいのだが、大豆の播種は6月中旬以降なので、あまり早くすき込むとまた草が生えてきそうで、ちょっと待ってみるという感じです。
 夕方、田回りをすると新田の田んぼは「こなし」が終わっていた。ここからは「尻踏み」をして、どんどん植えていく、という感じになりそうです。ま、大麦がだいぶ色づいてきているので、大麦の刈り取りがいつごろになるかも気をつけないといけませんが。

 畔塗り機のオイル漏れがあったので、農機センターのKさんに修理を頼んであるのだが、ディスクやらローラーやら、爪を取り付ける軸なんかも摩耗しているとのこと。まあ、使えば摩耗するし、畔塗りには活躍してくれたので、仕方がないのだが・・・。やはりどうもね今の農協絡みの農業のやり方では百姓は儲からない仕組みになっているとつくづく感じる。ま、ブログで愚痴っても仕方がないが(笑)。

日の出と有機栽培「コシヒカリ」の田植えと加古隆と赤ん坊の笑い声



 早起きして田んぼに。ふっと気がついたら日の出の瞬間でした。むふふふ。いいもんですな、日の出。日の出の勢い、といいますが、太陽の動き、というか地球の自転が実感されますね。地球の自転の速いこと!朝日将軍といえば源義仲ですな。なるほど。
 というわけで、今日は終日、有機栽培の「コシヒカリ」の田植え。いつもは50株/坪で植えていますが、今日は60株/坪で植えてみました。うーむ。明日は70株/坪で植えてみましょう(笑)。なんでかって?中耕除草機を入れると植えてある苗を踏んでしまったりするので、ま、先にたくさん植えておこう、という作戦です(笑)。なかなか切ない作戦ですな。
 でも今年の苗はホントにどれもいい苗になったので、植えやすいです。ま、有機の苗はやはり肥料分が少ないので、ちと短いですが、ノープロブレム。活着もいいですよ。うちの有機栽培もだんだん無肥料化してきています。元気に育って、おいしいお米になってね。私も頑張るので、あーたもね。

 そうそう。昨日このブログで、『マル農の人』で金井真紀さんと道法正徳さんのことを書いたのだが、あの本には道法正徳さんに影響を受けて農業をしている人も何人か紹介されていて、この人たちがまたおもしろいのです。果樹だけでなくて、水稲にも、おもしろい人はたくさんいるはずなんだけどな。たぶん農業者人口の割合でいうと水稲の人がたくさんなので、おもしろい人が目立たないのかな。まあ、あるいはおもしろい人ばかりで、本で紹介するまでもないのかも(笑)。ええ、百姓は比較的自由なので(あ、自由でいようと思えば、ということですけど。)普通の給料取りと比べると、変わった人、おもしろい人は多いような気がします(笑)。

 そういえば、今日、ラジオで作曲家の加古隆のインタビューが流れてきた。いや、田植えでインタビューそのものは、ほとんど聴けなかったのだが、加古隆といえば『映像の世紀』のテーマ曲の「パリは燃えているか」が忘れられないんですよね。なんだか不安感というか、悲壮感を煽られて心が揺れるのですよね。先日観た映画の『散り椿』も加古隆でしたな。というかいろんなところで登場しておられますな。YouTubeにもいろいろありましたが、長いけど自分用のメモもかねてこれにしました。


 だいたい地球上のどこかでいつも紛争は起こっていて、泣いたり苦しんだりしている人も多いのですが、赤ん坊の笑い声ほど平和の大切さを感じさせてくれるものはないですね。地球上に穏やかな夜と希望に満ちた朝がおとずれますように。眠れぬ赤ん坊も早く眠れますように。

「尻踏み」とオリオンビールと『マル農の人』

17日(火)
 朝、田回り。
 その後朝飯前に「尻踏み」に。11時に長男と交代して「尻踏み」をしてもらう。
 僕の午後は少し事務作業。それから読書。

 どうもいろいろやらかしてしまっいました。【辻井農園】のホームページのお米の販売は、BiNDupを使っていたのでしたが、どうもここ三年ほど二つアカウントが重なって利用していたようで、この春にそのことに気がついて、片方を取り消したのだが、そのときにどうも間違えて、いつも使っている方を消してしまったようで、先日、HPを見ようとしたら、開かないんですな。やれやれ。まあ、ちょうど販売している3年産のお米が完売したところだったので、なかなか気がつけなかったんです。
ま、でもこうしてちゃんと自分のヘマに気がついて、自分でなんとかかんとか、復旧させることが出来るのが、なんだか感心してしまう(笑)。
 おかげで辻井農園のHPのURLが変わってしまいました。今の辻井農園のHPは、
   http://tsujiifarm.moon.bindcloud.jp
 です。古くから辻井農園のお米を買っていただいているお客様は、「なんだ、昔のURLに戻ったのね。」とお思いでしょうが、そういうことです。こちらはなかなか更新できませんが、 2022年産、令和四年産のお米の予約を承るときには、少し更新する予定です。大変申し訳ないのですが、たぶんお米の値段の値上げのお願いをしなくてはいけないと思いますので。
 それにしても。昔は、こういうヘマなことは、ほとんどしなかったんですが、・・・。

 ああ、カープジャイアンツに宇都宮球場で九回裏に逆転サヨナラ負け!遠藤!泣くな!よく投げた。完封を狙ったんだよな、チャレンジした。でもうまくいくとは限らない。ファンはちゃんと見ている。応援しているぜ。

 沖縄のオリオンビールもちょっと青臭い感じが好き。なかなか派手なデザインのを奥さんが見つけて買ってきてくれた。

18日(水)
 早起きして「こなし」に出る。まだ誰も田植機はもちろん、トラクタも動かしていない。一番乗りですな(笑)。
 有機栽培の「秋の詩」の圃場から。それから三角の田んぼをこなしているところで長男と交代。長男には有機栽培の「みどり豊」の圃場もこなしてもらう。
 私の方は午後は苗代の畦畔の草刈り。それから新田地区の田んぼの尻水戸を作って、水を入れたりする。その後田回り。明日は有機栽培の「コシヒカリ」の田植えの予定。

 金井真紀『マル農の人』(左右社)を読む。おもしろい本でした。文・絵:金井真紀、取材協力:道法正徳ほかということになっています。私は米農家なので、米作りの勉強というか精進はしなければなりませんが、農業はもちろん米作りだけではないですね。野菜もあるし果樹もあるし酪農もあります。私は知らなかったのですが、どうも道法正徳氏は果樹関係のレジェンドなんですな。ふむふむ。柑橘類、葡萄、林檎、いろいろありますな。おもしろいわぁ、道法正徳氏。
 金井真紀さんて『酒場學校の日々 フムフム・グビグビ・たまに文學』『パリのすてきなおじさん』と二冊読んでおもしろかったので、これも期待して読んだら、期待通りでした(笑)。金井真紀さんのおもしろがりようがおもしろいですね。いくつなんだ?このひと。1974年生まれかぁ。ほう。若いと言っていいのかわからないが、おもしろがりようが好きです(笑)。

19日(木)
 今日からまた田植えです。同時施肥しないので、肥料を運ばなくてもいい分だけ楽になるかも。頑張ろう。