現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

正月の三が日と梅の木の剪定と『オッペンハイマー』


↑1月3日のお昼頃、1分間ほど見えた虹。たぶん吉祥の虹。^^

1日(水)
 弟の家族が帰省してきて、みんなでお節料理やお鮨を食べながら飲む。ま、やはり顔を見るとなにかと安心する。

2日(木)
 ごろごろ、うだうだ、終日、家にいたかも。

3日(金)
 朝は雨が降ったようだが、すぐにあかったので、梅の木の剪定をしてみる。だいたいこんな正月にそういうことをしてもいいのかどうかわからんが、「切る」は正月早々忌むべき言葉かもしれんと思ったり、言葉だけでなくて、「切る」行動も避けるべきかと思ったが、料理で包丁は年中、正月も使うし、(笑)、先日からYouTubeでいろいろ剪定の勉強(笑)をしていたので、とにかくやってみたかったんです。チェーンソーがいるかとずっと考えていたんですが、家にあったノコギリが生木を切るのにちょうどよくて、しかもよく切れました。ええ、ここ数年だれも手入れをしていなかった庭だし、それまでも素人の叔父の手入れなので、すでにYouTubeで剪定の基本がわかりかけている僕からみてもヒドイ状態なので、ジャンジャンとノコギリを入れて枝を落していく。すでに花芽が小さく見えている。「サクラ切るバカ、ウメ切らぬバカ」という格言が頼りだし、心強いぜ。さらになんだかよくわからない木(ひとり生えの木かなぁ)もまだ細いうちにと二本切る。軽トラに満載で二杯分の枝を切り落とす。木に上って切れた梅の木はずいぶんすっきりしました。剪定鋏も家にあったので、バチバチと少しやってみました。でも木に上れなかったのは先のほうが届かなかったので、今度はちょっと考えなくては。ハシゴを使う必要があったのだが、脚立をたてるスペースがなくて、また次回考えよう。本当は柿の木も切る勉強をYouTubeでしていたのだが、ちょっと時雨れてきたので、これまた次回とする。
 なかなか慣れないことをしたので、さすがに疲れる。落した枝はとりあえず作業所の軒下に運んだが、さてどうするか。

 クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』(2023)を観る。いやー、3時間ほどのちょっと長い映画ですが、楽しめました。おもしろかったです。「原爆の父」ということは知っていましたが、あとはなんにも知らなかったです。たぶんものすごい天才だったんでしょうね。でも理論物理学者としての業績よりロスアラモス研究所の所長として抜群の統率力でナチスよりも、どこよりも先に原爆を作り上げたことが、当然ながら一番の業績になりますわな。
 ルイス・ストローズという人をこの映画で初めて知りましたが、この映画は原爆の開発以上にストローズとオッペンハイマーの対立の方が描かれてますよね。
 オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィー、カッコイイですね。彼の目を強調するようなカメラワークですが、彼の目を狙いたくなる監督の気持ちはよくわかりました。ストローズを演じたのはロバート・ダウニー・Jr.こちらも熱演でした。
 ちなみに映画の中に日本人は出てきません。広島長崎の名前は出てきますが。
 あとトルーマン大統領はやっぱり「いやな野郎」だなぁ(笑)。

 そういや。先日、NHKのテレビで「量子もつれ アインシュタイン 最後の謎」というスペシャル番組を観たのだが、これがよくわからなかったんだなぁ。光は粒子なのか?波なのか?いやいや粒子でもあり波でもある。って、もはや私にはわかりません(笑)。オッペンハイマーは量子のこともブラックホールのことも研究していたようですね。なるほど。

 最初のノーベル物理学賞の受賞者がX線の発見のレントゲンであることは小学校の時に図書館の本で読んで知っていたけれど、なんですな、ネットで今ノーベル物理学賞の受賞者の名前を眺めてみましたが、湯川秀樹朝永振一郎など日本人の学者先生はともかく、キュリー夫妻やアインシュタインぐらいしかわからないのだが、ま、ものすごい天才ばかりなんでしょうね。オッペンハイマーの業績もノーベル賞級なのでしょうけれど、やはり兵器の開発だからでしょうか受賞はしていませんね。ロケットの開発のフォン・ブラウンセルゲイ・コロリョフもロケットはもともとミサイル兵器ですし、受賞していませんね。いや、受賞しなかった本当の理由は知りませんが。

4日(土) 
 朝起きたら、うっすらと雪。お昼前にはとけてしまいましたが。