現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

作業所の掃除と整理

雨に曇る田んぼ

今日も一日よい天気。風も昨日より吹いてなくて、動きやすい一日。
で、作業所の掃除と整理をする。冬の間、田植え機も作業所の中にいれておいたし、整理しながら使ってきたのだが、だんだんごちゃごちゃしてきましたからね。掃除しやすいようにあちこち移動し、外へとりあえず出したりして、田植え機も農機具の車庫の方へ移動。下のコンクリート面をきれいに掃き清めて、また整理整頓。うひゃー、きれいになりました。ってこの状態がいつまでモツかというのも、問題だけど。もうすぐ苗箱に土入れもしなくてはならんしね。


午後も少し整理を続けて、その後、市役所で田んぼの利用権の設定の用紙を貰ってくる。用紙といってもExcelのファイルになったやつがあるというので、USBメモリにコピーして入れてもらったのでありました。
家でそのExcelファイルをNumbersで開いてみると、予想通り少しレイアウトが崩れてしまっているが、まあ、いつものことだし、すぐ直せるのでいつも我慢しているように、今日も我慢することにする。
いつも思うんだけど、こんなのレイアウトが崩れないようにすることぐらいすぐできそうなんだけど、大きい問題はフォントだったりするね。うーむ。
今はWindowsマシンには、どういうフォントが使われているのか、そういう事情にも疎いのだが、メイリオ
官公庁の使う一般の書類のフォントについては、明朝は基本的にコレです、ゴチックの基本はアレです、とそこそこ美しいフォントに決めてくれてもいいんだけど。そうもいかんか。


市役所でコピーしてもらっている間、カウンターに置いてあるパンフレットを見ていた。近江米振興協会の「水稲・麦・大豆を通して水管理・排水対策を極めよう!」「近江米ふるさとレシピキャンペーン」というのの隣に滋賀県河川漁業協同組合の「渓流釣りを始めよう ルアー・フライ・テンカラ入門編」というのが置いてある。


「・・・水管理・排水対策を極めよう!」うむ。農業においては水管理・排水対策は基本の基の字なので疎かにはできないのだが、溝切りや暗渠排水だけでなく、保水力があって水はけのよいそういう土作りへの提言があってもよかろうと思います。保水力があって水はけがよいという一見矛盾する土ではありますが、世の篤農家はみんなそういう土作りに励んでいますぞ。


「近江米ふるさとレシピキャンペーン」うむ。悪くない企画だが、このキャンペーンに参加している和食、イタリアン、フレンチの3店舗がみんな京都のお店というのはどういうことか。シェフは三人とも滋賀県出身ということだが、地元の滋賀にも近江米を使った美味しいお店はあると思うのだが・・・。しかし、このキャンペーン全国に広がるといいな。もちろん全国のシェフに辻井農園の完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」「秋の詩」「日本晴」を使っていただくのにやぶさかではない。近江米・江州米のもっともおいしいお米をお届けするぜ、という意気込みです。
24年産のお米も妥協なしに目一杯頑張るぜ。


「渓流釣りを始めよう・・・」うむ。山師というと誤解されるが、登山愛好家の間でよく噂されるのは、「あいつら、谷筋に関しては、わしら以上に、もう無茶苦茶深いところまで、よー知っとるでな。」ということである。あいつらというのは、釣師のことです。山師と釣師、じゃない、登山愛好家と釣師。この場合の釣師といのは渓流釣り師のことなのですが。登山愛好家もね、ときどき薮こぎといって、道なき道を薮をこぐように登ることがあるのですが、釣師はもう目の前に釣り上げるべき魚というものがぶら下がっているので、谷筋、川筋を道があろうがなかろうが、どんどん遡って竿を振るものですから、登山愛好家以上に谷筋・川筋に関しては詳しいという話なんですね。僕も実際登山道を離れて地形図を眺めながら半ば盲滅法に登っている時に、こんなところで、と人に出会ってビックリしたことが何度かありますが、相手は釣師か山菜取り師でした。そんなこんなで、今まで渓流の釣師に対しては、敬いつつちょっと距離を置く心持ちだったのですが、うーむ。考えてみれば面白そうな世界ではあります。


画像は29日朝の雨に曇る田んぼ。写真にしたら思いのほか曇っていないが(笑)。