現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ドジョウの発生の時期と小麦の花

今日も良い天気で暑い。30度を越えて真夏日のところもあったとか。気象庁のデータによると、このあたりは14時20分に26.2度で夏日ですな。
朝、一枚田植えをする。その後、12月に播種した小麦の花が盛りなので、実肥をふる。10アール当たり窒素成分で3kg。しかし稲の花も地味な花ですが小麦の花も地味です。写真ではわかりにくいですが、ちょろっと白いのが花です。
ちょうど今藤の花の盛りです。地味な花といえば、いま新緑の季節で、欅も萌え出ていますが、アカシデやイヌシデ、オニグルミ、サワグルミ、トチノキクスノキなんていう高木の花も地味だし、高いところに咲いているので気がつかないですわな。人間の日常の視角の外にあるので気がつかないです。気がつかないということは、要するに別の世界にあるといってもいいのでしょうか。クスノキの花、シデの花、クルミの花、トチノキの花、僕も教えてもらうまでは知りませんでした。
午後はこなしを一枚、それから一枚の田んぼの中に高低があって、苗が短い間は途中に小さな畔を作っている田んぼの土を動かして高低差を無くすようにトラクタで土を曳く。でもわりと差が大きかったので完全には直らなかった。ま、しょうがないか。
明日の朝、風がなければ田植えした田んぼに除草剤をまく予定なので、夕方、少し尻水戸を上げてチョロチョロと水を入れる。水に溶かして散布するのですが、3、4日は水を溜めておかねばならないので、水を多めに入れておくのです。あんまり薬は使いたくないのですが、最初だけ一回だけ除草剤を使うことにしています。レンゲや菜の花を緑肥で使いながら除草剤を使わないように出来るといちばんいいんですが。レンゲに失敗してしまったからなぁ。


代かき作業をしていると、アオサギやらコサギムクドリ、カラス、シギ(何シギだろう?)、セグロセキレイなどが寄ってくるのだが、このところまあカエル目当てだったのだが、昨日はサギがなにやら魚を次々と食べているとおもってよく見てみるとドジョウでした。そういえば去年もドジョウが大発生していたのでしたが、そろそろドジョウの発生の時期になってきたようです。
代かきを終えてから田んぼの隅をあちこちみてみたのですが、水は濁ってしまっているし、泥もかき回したためか、見つからず。うーむ。でもゲンゴロウは何匹も見つけましたが。