現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ベンガラの家の掃除

海の幸の雑煮

昨日今日といい天気でありがたいこってす。風邪らしき気配は小康状態というところでしょうか。
天気がいいので今日は外回りの大掃除。二階の窓を拭き一階の玄関まわりやら外の窓を拭き。このあたりの日本建築の家は柱などに紅いベンガラを塗ったりするのですが、うちの家もベンガラの家。外回りの柱や窓の枠を拭いているとぞうきんにベンガラがついて紅くなります。若い時にはこのベニガラの家があまり好きではなかったのですが、今ではこれもまあいいものだなぁと思っています。ベニガラというのかベンガラというのか、要するに酸化第二鉄だと中学の時習いました。その時の理科の先生が「酸化第二鉄は赤錆のことや。赤錆はもちろん鉄をぼろぼろにして弱くしてまいよるけど、これを木に塗るとやな、木を守って耐熱、耐水、耐酸、対アルカリどれにも優れて長持ちさせるっちゅうんやで不思議なもんやな」とおっしゃったのをよく覚えています。覚えているのはやはり自分の家のベンガラ塗りの明かり柱の家に何かしらの意識があったからでしょう。今では黄土色から黒色まであるようで古色を出すのにも使われているようですが、うちのは紅色というか紅褐色。ベニガラの塗っていない白木の家は明るいしきれいですけどね。ベンガラの家も古くなってくるとまた味わいが出てくるような気がします。
夕方、二階の窓に斜めの光線が当たっていたのですが、拭いた跡がばっちり見えていました。やれやれ、もう一度拭き直しかなぁ。

ご近所に門松を作っている家がありました。うーむ、クリスマスも終わったし、そろそろですなぁ。というわけで年賀状用に描いた落書きのなかから雑煮のやつを。もう頭の中はお正月ですかってなもんですな。いやはや。